日本製紙クレシア、岩国工場の生産設備を停止へ 停止時期は2012年9月末

2012年1月17日 20:45

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 日本製紙グループ本社は17日、家庭紙事業の厳しい経営環境に対応すべく、日本製紙クレシアの岩国工場(山口県岩国市)の生産設備を停止することを決定したと発表した。設備停止時期は2012年9月末の予定。

 岩国工場は同社の生産能力全体の約15%に相当するが、同工場において生産している製品を京都工場を中心とする他工場に移管することで、生産設備の稼働率を90%以上に高めることになるという。これにより、日本製紙クレシアは固定費の削減と生産効率の向上を図り、家庭紙事業の競争力を強化していく考え。なお、生産設備停止後の岩国工場は、機能強化を図った物流センターとして活用する予定で、中四国・九州地区をカバーする拠点となる。

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