【銘柄診断】永大産業が戻り足を鮮明にする、カラ売りが増加し仕手相場醸成も

2012年1月17日 16:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  永大産業 <7822> が昨年11月22日の225円をボトムに戻り足を鮮明にしてきた。復興関連株人気に乗って示現した4月13日の高値438円から値幅、日柄の両面で十分な整理を経ていたことが戻り足の軽さにつながっている。

  また、昨年12月28日から東証1部に指定替えとなったが、これは33年ぶりのことで、見直しを加速する要因になったようだ。

  今2012年3月期の業績は営業利益が従来の14億9000万円から11億5000万円(前期14億4800万円)へ減額され、整理が長引く背景になった。しかし、9月中間決算は期初予想を上回る実績を残した。そうした中での通期下方修正となったもの。

  後半は原材料価格の高止まりによる利益押し下げ圧力が続くと考えられるなど、不透明感が残されているためと説明されており、予防的な修正のニュアンスが強い。

  株価の戻りにつれ信用売り残が数千株の状態から直近1月6日申し込み現在で21万株まで増加、信用買い残は35万株に留まり、仕手相場への火種が醸成されていることは注目点になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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