【銘柄診断】東芝は原子力発電の後退懸念が薄れる、半導体の改革にも取り組む

2011年12月28日 09:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東芝 <6502> は12月23日に米原子力規制委員会(NRC)が東芝傘下の米ウエスチングハウス(WH)の新型加圧水型軽水炉について設計認可をしたと伝わり、見直し機運が強まっている。震災以後、まったくいいところがないまま推移してきた要因である原子力発電所の先行き見通し難は解消されたと言える。

  また、11月30日にはトランジスタなど単機能半導体を製造する北九州工場など3工場を2012年9月末までに閉鎖すると発表、半導体部門の構造改革にも本格的に乗り出す。

  スマートフォンやタブレット端末など高機能型の携帯情報端末向けの需要は依然として強く、今2012年3月期は営業利益3000億円(前期2402億円)の増益確保が見込まれている。

  新興国需要の取り込みで2014年3月期には営業利益5000億円を見込むなど、強気の中期計画も見直されそう。十分な整理を終えているだけに、株価も基本的には出直り路線に乗っていると思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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