割安株はある日突然上がりだす=犬丸正寛の相場格言

2011年12月22日 09:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

割安株とは、業績に比べて割安に放置されている銘柄、あるいは、同業の銘柄に比べて著しく割り負けている銘柄です。

割安株とは、業績に比べて割安に放置されている銘柄、あるいは、同業の銘柄に比べて著しく割り負けている銘柄です。[写真拡大]

■割安株はある日突然上がりだす

  割安株とは、業績に比べて割安に放置されている銘柄、あるいは、同業の銘柄に比べて著しく割り負けている銘柄です。とくに、最近はPBR(株価純資産倍率)が会社解散価値でもある「1倍」水準を大きく下回って0.5倍以下に置かれているような銘柄も割安株です。こうした割安銘柄に共通しているのは、マーケットにおいても、ビジネスの実世界でも注目度の低い「人気」のない場合がほとんどです。

  歌は上手いが人気の出ない歌手とどこか似ています。ただ、歌手と銘柄の違う点は、歌手の場合は永久にヒット曲に恵まれないことが多いのと比べ、銘柄には「上場という選ばれし実力」を持ち、背番号(コード番号)を背負っている強さがあります。数百万社という多くの企業の中で上場企業は数千社にすぎない、まさに選ばれし企業です。

  マーケットにおいて、次々と銘柄を物色(循環買い)して行くと、最後は割安銘柄に行き着くはずです。人気はなくても、上場さえしていれば、どこかで必ず見直されて買われる場面が来ます。ただ、それは、予告なく、いつ来るかは分からない辛さがあります。割安株は辛抱できる人に向いた投資法でしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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