【銘柄診断】コナミはSNS急拡大で業績は好調、ただ株価への影響力は後退

2011年12月12日 23:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コナミ <9766> は9月9日の高値2906円からの調整局面にある。今2012年3月期の9月中間決算は営業利益が201億8500万円(前年同期80億5000万円)と大幅増益を達成した。

  大幅増益の牽引役はSNSゲームの急成長で、後半も好調持続が想定されるため、今3月期通期の営業利益も330億円(前期207億9100万円)と大幅増益確保が見込まれている。これでも会社側の見通しは慎重で、アナリスト筋の間では今3月期業績は増額修正の可能性が強いと見られている。ただ、そうした抜群の好業績が株価の調整切り上げにつながる流れではなくなってきた。相場的には好材料一巡との見方が強くなっている状況だ。

  SNSゲーム業界での競争は激化の一途をたどり、これまでのような高成長を継続できるかどうかに対する懸念が生まれつつあるように見える。

  現在PER17倍台。SNS関連のさらなる成長で来2013年3月期のPERが大きく低下するような状況を作り出せるかどうか、業績の伸びがポイントになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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