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【銘柄診断】ゼリア新薬工業は今期増額も積み残し感強い、好業績買い再燃も
■主力製品「アサコール」の売上げが拡大
ゼリア新薬工業 <4559> は震災後、短期間のうちに震災前の水準に引き戻し、5月までもみ合った後上昇指向を強め、9月28日の1328円まで上昇。そこから一息入れた後再び買い進まれ、10月28日には1336円と年初来高値にまで買い上げられた。
基本は業績の向上。今2012年3月期第1四半期は営業利益14億800万円と前年同期比ほぼ4倍の大幅増益を達成した。この時は今3月期の見通しは据え置かれたが、株価は増額を先取りしてぐんぐん水準を切り上げた。
そして中間決算が26億8800万円と前年同期比45.8%増を達成し、今3月期通期の営業利益は35億円から39億円(前期比17.8%増)へ増額された。中間決算の進捗率が69%にも達しているだけに、増額幅は十分ではない。
主力製品である潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」は、国内では今年1月より長期処方が可能となったことを受け、売上げが拡大。滋養強壮剤「ヘパリーゼ群」もテレビCM及びそれに連動した店頭販売促進活動等の効果により売上げを伸ばしている。増額発表でひとまず好材料一巡感が台頭しているが、先に増額の含みをのこしているだけに、好業績買い復活の可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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