【今日の言葉】『国論を二分する』=TPP交渉参加で賛成、反対がぶつかり合い

2011年10月30日 12:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■10月30日

  『国論を二分する』=昨日(29日・土)、今日(30日・日)のテレビの政治関連番組では、「TPP交渉参加」に対する取り上げが目立った。TPPは環太平洋経済連携協定。賛成、反対がぶつかり合い、世論二分という柔らかいものではなく、「国論を二分する」といった激しい内容を含んでいる。協定に参加すれば、原則、関税がなくなり安い海外の農水産物だけでなく医療制度などにも影響が及ぶという。既に、低価格の海外産木材によって日本の林業が廃れているように日本の農業、漁業なども消えてしまうという。一方、内需不足に悩む日本は、成長著しいアジア市場を取り込むしか生き延びることはできないという。どちらも言い分はある。「農耕民族のDNAを持つ日本」、「鎖国では食べていくことができない日本」。まさに、かつての黒船来襲の「開国前夜」の雰囲気だ。11月中旬にTPP参加会議が予定されている。もつれると、国民に審判を仰ぐ「解散総選挙」もなしとはいえない。そうなれば、また、政治空白から相場にはマイナスも予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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