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JR東日本、東急車輛製造の鉄道車両製造事業の経営権を取得へ
東日本旅客鉄道(JR東日本)は27日、同社と東京急行電鉄(東急電鉄)が、東急電鉄の完全子会社である東急車輛製造(東急車輛)の鉄道車両製造事業の経営権を、JR東日本が取得することに合意したと発表した。
JR東日本への同経営権の譲渡に向け、東急電鉄は、東急車輛の鉄道車両製造事業を、2012年4月1日(予定)をもって、今後設立予定の東急電鉄の完全子会社(以下「鉄道車両新会社」)に吸収分割する。JR東日本は、2012年4月2日(予定)をもって、鉄道車両新会社の全株式を東急電鉄から取得し、鉄道車両新会社を完全子会社化する。なお、鉄道車両新会社の商号については、「経営権取得までの間に決定する」としている。
JR東日本は、新津車両製作所において17年間で約3,600両の車両を製造し、ステンレス通勤車両の製造技術を向上させてきた。今回、東急車輛の有する開発設計力や特急車両の製造能力をJR東日本グループに取り込み、新津車両製作所との相乗効果を発揮する。これにより、車両製造事業をJR東日本グループの「経営の第4の柱」として確立し、鉄道技術をリードする企業グループとしての一段の飛躍に挑戦する。
今後、JR東日本は、価格競争力のある車両製造と、JR東日本グループの効率的な車両検査体系のソフト・ハード両面のノウハウを組み合わせ、高品質・低コストな車両を提供することで、国内市場における事業展開を目指す。
さらに、鉄道車両製造・車両メンテナンスの総合技術力にさらに磨きをかけ、新設コンサルタント会社(日本コンサルタンツ)と連携しながら、都市圏輸送から高速鉄道までを視野に入れた海外での事業展開に挑んでいく。
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