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SGHD、物流業界・業務向けクラウドサービス「荷物追跡システム」を提供開始
「Biz-BLUE」のウェブサイト(画像:財経新聞社)[写真拡大]
佐川急便などを傘下に持つSGホールディングスグループのSGシステムは17日、物流企業のみならず国内各企業の物流業務に活用可能なSaaS型クラウドサービス「Biz-BLUE」の第一弾として、荷物追跡システム「トラッキングマネージメントシステム」を、10月21日から提供開始すると発表した。
同システムは、フューチャーアーキテクトとの共同開発によるもの。今後両社は、クラウドサービス「Biz-BLUE」を提供するにあたり、必要なフロントシステムなどの共通基盤について協力して提供していく。
「トラッキングマネージメントシステム」は、宅配便の荷物追跡のノウハウを活かしたクラウド型トラッキングシステム。クラウド環境でのサービスを実現することにより、高品質なサービスを安価にすばやく提供する。
今回提供を開始するサービスは、「トレース状況の確認」、「自動メール送信」、「お客さまの運用にあわせた自由自在なトレースポイント・基本情報の設定」、「多様な項目での検索機能」などの機能を持ち、追跡ポイントのすばやい検索により業務効率化と顧客満足度向上を実現する。
今後は、SGホールディングスグループの保有するノウハウを活用して、受発注業務、倉庫管理、車両管理、運行支援など、物流に関する各種システムの開発・クラウド化を推進する。また、将来的には、多様なサービスの中から顧客が必要な機能を選択できるカフェテリア方式でのワンストップサービスを提供していく方針。
フューチャーアーキテクトは、同社の有する高度な技術を活かして、クラウドサービスの基盤システムや認証・課金といった共通システムを開発し、「Biz-BLUE」に提供する。
さらに、SGシステムは、今後、各種アプリケーションシステムについて、優れた製品・サービスを有する協力企業との協調を進め、「Biz-BLUE」のラインナップを強化し、日本のみならずアジアを中心としたグローバルなサービス提供を進めていく。
「SGシステムでは『ITの所有から利用へ』を合言葉に、これまで蓄えてきた物流システムに関するノウハウを『Biz-BLUE』で国内の物流企業のみならず内外企業の物流業務部門に提供し、本サービスが物流システムのデファクトスタンダードとして多くの企業のITコスト削減や業務効率化に寄与できるよう、これからもシステム開発に努めていく」と同社はコメントしている。
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