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伊藤忠、インドに物流事業会社を設立、営業開始は12月を予定
伊藤忠商事は、伊藤忠ロジスティクスと共同で、インドの物流会社であるParekh Integrated Services Pvt. Ltd.と、物流事業会社 I & P Integrated Services Private Limited(以下「I&P社」)の設立に関して合意に至った。本年11月を目処に同社を設立し、営業開始は12月頃の予定している。
伊藤忠グループはパレック社との業務提携の下、2009年よりインドにおいて約2年間にわたり物流ビジネスを展開。インド国内の物流や商習慣に対するノウハウを蓄積してきた。そして今後の更なるインド経済成長のスピード、流通の自由化、急増する日系企業の進出に対し、輸出入からインド国内までの一貫物流や、日本式の高品質な物流サービスを提供すべく、インド全土で物流事業を展開しているパレック社と、合弁会社「I&P社」の設立を決定したという。
パレック社は外資系大手企業の顧客も含め、インド全土で物流サービスを行っており、特に生活消費財の物流に強みを持っている。I&P社は、パレック社のネットワークを活用することで、インド全域(53都市、230拠点)に拠点を展開する初の日系物流会社となり、全国配送網によるジャスト・イン・タイムサービスを提供。また、伊藤忠グループの持つ日本式のきめ細やかな物流サービスと合せて、生活消費財・家電・機械部品関連を中心に、製品の全国配送、原材料・部品の調達物流、機械設備の輸送据付、輸出入と連動した一貫輸送サービス等の総合物流事業を展開していく。
伊藤忠グループの海外現地物流事業としては、既に中国で全土をカバーする物流ネットワークを展開しており(63都市、センター面積75万m2以上)、これは中国で展開する日系企業の物流ビジネスで最大級の規模。今後は、I&P社のインド物流網と伊藤忠グループの日本及び中国全土の物流網を、伊藤忠ロジスティクスの国際物流ネットワークで結びつけることにより、アジア事業展開を進める顧客企業に対して、アジア全域をカバーするサプライチェーンを提供する。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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