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『本格的な秋相場』がスタート!息の長い上昇相場に期待=犬丸正寛の相場展望
来週(10月3~7日)は、『本格的な秋相場』がスタートとなるだろう。日経平均は直近の安値が連休明け9月26日(月)の8359円。[写真拡大]
★9月で輸出株売り一巡、内需株出番
来週(10月3~7日)は、『本格的な秋相場』がスタートとなるだろう。
日経平均は直近の安値が連休明け9月26日(月)の8359円。ほぼ、「彼岸底」となっている。とくに、特徴的だったのは、ユーロの金融不安で、この9月の底で輸出関連株の見切り売りが一斉に出たことである。売るものは売ったといえるだろう。
その、ユーロについては、ドイツがギリシャ支援で国内の了解を取り付けた。まだまだ、安心と油断はできないものの、当面はひとまずユーロ問題は売り材料ではない。
一方、国内では野田内閣が発足して1ヶ月。最初の臨時国会は無難に乗り切った。次は、10月中旬にも予定される臨時国会での復興のための第3次補正予算。多少の波風はあっても、「復興」は最優先政策だけに野党もいつまでも反対というわけにはいかないだろう。今は、小沢元代表のことと復興を天秤にかければ、明らかに復興を急がなくてはいけない。菅前総理の振舞いで政治は3ヶ月もの空白ができた。小沢元代表のことで、また空白をつくることはできないはず。
第3次補正が10兆円を超える規模で成立なら復興関連中心に内需株への物色人気は高まることが予想される。処分売りしたばかりの輸出関連株と、これから仕事量の増える内需株のどちらが手がけやすいかは明白である。
★「彼岸底」で息の長い上昇相場も
筆者は8月が底と見ていたが、政局空白もあって底打ちは1ヶ月ズレ込んだ。9月の日経平均の月足チャートは3ヶ月連続の陰線だった。恐らく、10月は「陽線」となって相場は反騰基調に入るものとみられる。阪神淡路大震災のときは、TOPIXは震災発生時から5ヶ月目に底が入り、その後は向こう1年間上昇を描いた。今回も息の長い上昇相場が期待できるだろう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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