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双葉電子、TDKマイクロディバイスの株式を取得し子会社化
双葉電子工業は28日、同日開催の取締役会において、TDKが保有するTDKマイクロディバイスの株式を取得し、子会社化することについて決議したと発表した。
TDKマイクロディバイスは、主に民生用の小型有機ELディスプレイの開発・製造を行っており、昨今、シースルータイプの高精細有機ELディスプレイの量産開始を発表するなど、その技術力は高く評価されている。
一方、同社は、ディスプレイデバイス市場における蛍光表示管(VFD)のトップメーカーとして、民生用のみならず車載用でも多くの実績を有している。
同社は、増大する顧客の幅広い要求に応えるため、2009年10月にTDKマイクロディバイスと資本・業務提携を開始。有機ELディスプレイを製品群に加えることで、その高輝度・広視野角による視認性の良さ、速い応答速度、薄型軽量で低い消費電力を実現するディスプレイデバイスとして、今後ますます成長が期待できる車載用への展開を図ってきた。
このような状況下、TDKマイクロディバイスの有機EL技術と、同社がVFDで培った薄膜加工技術やIC開発技術との融合をさらに加速し、両社一体となったよりスピーディーな製品の市場投入が必要不可欠と判断。今回、TDKマイクロディバイスの子会社化により、同社への事業の集中と集約を図ることを決定した。
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