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【銘柄診断】NTTデータは利益の回復が鈍く、出直りには材料難の様相が強い
記事提供元:日本インタビュ新聞社
NTTデータ <9613> は低調な動きを続けている。今2012年3月期第1四半期は営業利益が115億円と前年同期比10%減となったことが嫌気されているようだ。企業のIT投資は抑制傾向が続いており、東日本大震災の影響などによりIT投資は今後ともそうした厳しい状況が続く懸念がある。
中央省庁向けが主体の展開では今後の利益成長に限界があるとして海外展開に前向きだが、第1四半期では海外子会社の業績が悪化するなど今のところ業績を牽引するほどまでには成長していない。景気は一時的な停滞から脱して回復の足取りを強め、それにつれて企業の情報化投資も回復する見込みで今3月期は小幅増益が見込まれている。
しかし、中央省庁向けを中心に受注採算が厳しくなっていることから、利益水準は来2013年3月期以降も緩やかな回復にとどまる見通しだ。PBR、PERなどの投資指標はそれなりの水準にあり、好材料の出現でもないと出直り相場への反転は難しいかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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