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米国は債券市場が全面高!NY株253ドル安を受け金融緩和策を催促
■長期金利が過去最低に迫る
2日のニューヨーク(NY)株式市場は、8月の雇用統計の悪化を受けて大幅安となり、ダウ30種平均の終値は253.31ドル安い1万1240.26ドル。約1週間ぶりの安値水準になった。
ただ、これにより、追加の金融緩和策に対する期待が強まり、債券市場は軒並み値上がり(利回り低下)し、長期金利の指標となる10年国債の利回りは前日比0・14%低い年1・987%となった。この指標国債利回りは、8月18日には1.976%まで低下し、ロイター通信によれば、少なくとも60年ぶりの低水準を記録した。
NY債券市場では、いわゆる「QE3」(量的緩和第3弾)の前触れとして、金融政策当局・FRB(米連邦準備制度理事会)による国債買い入れの期待が広がり、超・長期国債の30年債も値上がりし、利回りは3.32%台に低下。リーマン・ショック後の2009年1月以来の低水準になった。FRB議長は8日に講演を予定しており、ここでの発言が注視される見込み。
8月の雇用統計は前月比横ばいになり、雇用者数の6万~7万人前後の増加を見込んでいた市場予想を大きく下回った。なお、週明け5日は株式・債券市場とも「レーバーデー」休場になる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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