【銘柄診断】リソー教育は2Q増配取りに下げ過ぎ訂正買いが相乗し急反発

2011年8月10日 17:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  リソー教育 <4714> は10日、155円高の4620円まで買い進まれて150円高の4615円と3日ぶりに急反発した。同社株は、前期に世界同時株安にツレ安し急続落したが、今2月期第2四半期(2Q)期末接近を前に、8月1日に増配を発表した2Q110円配当取りの高配当利回り買いが再燃し、2期ぶりに最高純利益を更新する好業績を見直す下げ過ぎ訂正買いも相乗した。

  同社の今期配当は、第1四半期業績が好調に推移したとして2Q配当を期初予想の100円から110円に引き上げ、期末配当も、同110円から120~130円に引き上げ、年間230~240円(前期実績210円)に連続増配する。

  同社株は、2月・8月決算会社の配当利回りランキングで上位にランクされており、配当利回り買いの常連株となっている。

  業績は、赤字継続となる1Q決算を底に大きく持ち直す会計特性を示しており、今2月期1Q業績は、新規事業の英才教育型の長時間託児事業、マンツーマン英会話スクールの先行投資負担で赤字が拡大したが、この先行投資が2Q累計業績、3月通期業績に貢献、通期純利益は、15億8800万円(前期比16%増)と増益転換を見込み、2010年2月期の過去最高(13億7100万円)を更新する。

  株価は、東日本大震災発生でつけた年初来安値3115円から今期業績の最高純益予想や今期配当の増配で4685円の戻り高値まで5割高して調整中だが、PERは10倍台、配当利回りは4.9~5.1%と割り負けている。配当取りから内需業態を評価する値幅効果も期待できそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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