【銘柄診断】ツヴァイは大震災の「絆」関連でリバウンド幅拡大を想定

　　ツヴァイ <2417> は１４日、変わらずの７１７円だった。同社株は、東日本大震災を境に家族関係を見直す「絆」意識が高まり、「婚活」ブームの再燃、新規入会者増加を期待する割安修正買いが下値に続いた。

　　株価は、大震災後の６月２８日に発表した今２月期第１四半期（１Ｑ）純利益が赤字転落、期待が裏目に出て年初来安値６１１円まで急落したが、１Ｑ新規入会者そのものは、前年同期比プラスとなっているだけに、織り込み済みとのコンセンサスも形成されている。

　　同社の業績は、前期に第２四半期業績、通期業績と下方修正が続き、結局、経常利益は５億９００万円（前々期比２３％減）、純利益は２億９７００万円（前々期比２１％減）と減益転換した。

　　今期は、これに対して新マッチングシステムの本格稼働や５０歳以上のシニア向け新サービス開始で増益転換、経常利益は５億８０００万円（前期比１３％増）、純利益は３億円（同０．８％増）と見込んでいる。

　　株価は、大震災発生でつけた年初来安値から７７６円まで３割高したあと１Ｑ赤字転落業績で冷や水を浴びせられたが、ＰＥＲは９倍台、ＰＢＲは０．８倍と下げ過ぎである。リバウンド幅拡大が想定される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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