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【銘柄診断】住友金属鉱山は金先物価格の最高値更新で業績思惑強め続伸
住友金属鉱山 <5713> は14日、13円高の1343円まで上げて続伸している。前日13日の米国市場で、金先物価格が一時、1トロイオンス=1588.9ドルと5月2日につけた1577.4ドルを上回って2カ月半ぶりに過去最高値を更新したことから、同社の今3月期業績の上ぶれ思惑を高めて割安修正買いが再燃している。
金先物価格は、ギリシャで再燃した欧州の債務不安が、スペイン、イタリアどころか本家本元の米国国債の格付け見直しにまで波及、さらに前日の議会証言で、バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長が、景気減速に対応して追加金融緩和策に言及したことなどが要因となっており、なお上値期待が高まっている。
住友金鉱の業績、株価は、金先物価格との連動性が高く、前期は金先物価格が、前々期の1トロイオンス=1023.3ドルから1293.8ドルに上昇したことなどから純利益は839億6200万円(前々期比55%増)と大幅続伸、今期は、1400ドルと想定し純利益は850億円(前期比1%増)と見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値1031円まで売られ、今期の地金生産計画を好感して1482円まで戻したが、今期業績予想が市場コンセンサスを下回るとして再度1204円まで調整し出直り途上にある。PER8倍台の割安修正に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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