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【銘柄診断】日本触媒はMSCI落選を織り込み割安修正で反発
日本触媒 <4114> は26日、21円高の988円と4日ぶりに反発した。同社株は、世界の機関投資家の運用上のベンチマークとなっているMSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)株価指数組み入れ銘柄の定期入れ替えで新規採用の最有力候補として人気化していたが、5月17日寄り付き前に落選が判明。
株価は、需給好転期待の反動で5月11日につけた年初来高値1100円から調整が続いたが、この反動安や今3月期業績の減益転換予想を織り込み済みとして下値に割安修正の打診買い買いが再燃している。
同社の今3月期業績も、前期の5期ぶりの過去最高純益・211億1900万円(前々期比95%増)から165億円(前期比21%減)へ落ち込みが予想され、市場コンセンサスを20億円弱下回った。
この減益転換要因には、積極的な設備投資継続に伴う減価償却費増などを上げており、平均的な減益予想が、東日本大震災の影響による経済情勢の不透明化を要因としていることとは様相を異にしている。
主力製品の高吸水性樹脂、アクリル酸エステルが好調に推移しているだけに、保守的との市場コンセンサスも形成されつつあり、いずれ前期と同様に上方修正に進むと観測されている。
株価は、今期減益転換予想を前提にしてもPERは12倍台で、PBRも1倍ソコソコと割安である。リバウンド幅拡大が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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