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【銘柄診断】三菱ケミカルホールディングスは新展開へのステップアップを狙う
記事提供元:日本インタビュ新聞社
三菱ケミカルホールディングス <4188> は震災前の水準を取り戻し、次は年初来高値挑戦へステップアップしていきそう。電子関連製品の機能商品、医薬品などのヘルスケア分野が好調に推移、前2011年3月期は営業利益2264億円(前々期663億円)の大幅増益を達成した。
三菱レイヨンを子会社化した特殊要因もあるが、これまでのピーク利益である2006年3月期の1336億円を大きく更新した収益力向上は評価される要因だ。
今2012年3月期は東日本大震災による影響が及ぶため営業利益は2060億円と前期比9%減の見通しでスタートした。2016年3月期を最終年度とする中期経営計画では来2013年3月期の営業利益2300億円をあるべき姿として想定しており、仮に今期減益にとどまったとしても、基本的な成長路線に乗りつつあると判断できる。
PERは今3月期の会社側の慎重な見通しでも9倍台に過ぎない。来期以降を見据えればより割安感が強まる方向にある。高値もみ合い離れが訪れそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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