ソニー、ゲーム子会社で新たに2,460万件のアカウント情報が流出

2011年5月3日 15:37

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 ソニーのゲーム子会社、米ソニー・オンライン・エンターテインメント(SOE)は2日、同社の運営システムから個人情報が不正に取得されていた可能性があると発表した。4月16日から17日にかけてハッカーの侵入を受け、約2,460万件のアカウント情報などが流出したおそれがあるという。

 同社によると、アカウント情報には氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、性別、生年月日、ログインID、ハッシュ化されたパスワードが含まれている。

 また、これに加えて2007年時のデータベースから米国以外に在住する利用者約12,700人分のクレジットカードまたはデビットカードの番号と有効期限、オーストリア、ドイツ、オランダ、スペインに在住する利用者約10,700人分のダイレクトデビットカードの購入履歴に関する情報も流出したおそれがる。

 不正侵入の発見を受け、同社は、運営サービスに関連する全てのサーバーを停止し、オンラインセキュリティシステムを再調査・アップグレードする作業を継続しているという。

 同社はユーザーへの対応として、個人情報を保護するために必要なアイデンティティプロテクションサービス等のサポート、サービス停止日数に加えて30日の無料サービス提供などを行うとしている。詳細は地域ごとに案内するという。

 ソニーは先月にも、ゲーム機「プレイステーション」向けのサービス「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」と動画・音楽配信サービス「キュリオシティ(Qriocity)」のシステムからユーザーのアカウント情報が漏洩していた恐れがあると発表(関連記事)。5月1日に会見を開き、陳謝していた。

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