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【銘柄診断】日立ハイテクは業績未定予想も強弱感対立しもみ合う
★前日終値を挟みもみ合う
日立ハイテクノロジーズ <8036> は27日、49円安の1605円と3日続落したあと、持ち直し終値は22円高の1676円と反発した。26日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年1月の再々上方修正値を上ぶれて大幅黒字転換し、今期業績を未定と予想したことを嫌い利益確定売りが増勢となったが、下値では売り方の買い戻しも交錯している。
前期業績は、売り上げが前々期より5%増と増収転換し、経常利益が294億7500万円(前々期は4億9600万円の赤字)、純利益が177億5200万円(同28億2700万円の赤字)と水面上に急浮上した。
電子デバイスシステムが、タブレット型PCやスマートフォンの需要拡大を受けメモリー市場向けに大幅に増加し、FPD関連製造装置、ハードディスク関連製造装置も大幅増となったことなどが寄与した。
今期業績は、東日本大震災に伴うサプライチェーン、放射性物質漏えい、電力供給問題などの影響を現段階で合理的に算定することは困難として未定と予想した。
株価は、大震災発生で年初来安値1232円まで急落し、リバウンド途上で米インテル社の好決算・設備投資上方修正が追い風となって1株純資産1764円目前となっていた。実績PERでは12倍台と下げ過ぎを示唆しており、売り長となっている信用好需給もオンし強弱感の対立のなか方向感を探ろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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