【銘柄診断】日立はようやく再建が軌道に!好材料に前向きな評価機運強い

2011年3月5日 20:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

日立製作所<6501>(東1)の訂正高の動きが強い。今2011年3月期第3四半期累計決算は円高の影響があったものの、新興国を中心とした需要回復などにより、営業利益は3379億円と前年同期比8.1倍の大幅増益を達成した。

日立製作所<6501>(東1)の訂正高の動きが強い。今2011年3月期第3四半期累計決算は円高の影響があったものの、新興国を中心とした需要回復などにより、営業利益は3379億円と前年同期比8.1倍の大幅増益を達成した。[写真拡大]

■株価は英国高速鉄道、韓国の鉄道など、その都度反応

  日立製作所 <6501> の訂正高の動きが強い。今2011年3月期第3四半期累計決算は円高の影響があったものの、新興国を中心とした需要回復などにより、営業利益は3379億円と前年同期比8.1倍の大幅増益を達成した。

  事前の予想に比べサプライズを伴う数字であった。この2月3日の決算発表を契機に、遅れていた日立の再建がようやく軌道に乗り始めたとの見方が急速に強くなってきた。

  順調な新興国需要、原価低減の進展により、今3月期通期では営業利益4400億円(前期2021億円)が見込まれているが、国内発電事業の堅調な伸びに加え、海外事業の拡大などから電力システム事業が伸長するため来2012年3月期も続伸の可能性が強い。

  こうした強力なバックボーンがあるところに英国高速鉄道の受注期待、韓国の鉄道向けバッテリーの受注、あるいは低コストリチウムイオン電池の開発などの材料が出るため市場はその都度好意的に反応する展開になっている。今3月期ベースでPERは9倍台に過ぎない。再度の新展開入りが有力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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