【銘柄診断】セーラー万年筆は意欲的な中期計画の進捗を見守りながらの展開へ

2011年2月16日 20:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  セーラー万年筆 <7992> はもみ合い場面を続けている。2月15日に発表された前2010年12月期業績は営業利益が2億5900万円の損失(前々期4億2100万円の損失)と低調だった。

  今2011年12月期についても営業利益は6200万円と回復感は鈍い。決算発表と同時に明らかになった中期経営計画は最終年度の2013年12月期に営業利益5億円というV字型回復を見込む意欲的なもの。

  中期経営計画ではまず中核事業の文具部門で国内大型店に戦略的な商品群を投入するほか、北米、ヨーロッパ、中国など海外での深耕を図る。次にロボット事業の中国市場での展開を強化する。ロボット機器事業部の主力商品の取出し機を2011年7月から生産開始、2013年には年間600台の生産を目指す。

  さらに文具・ロボット両分野で新規事業を立上げ、早期の戦力化を図る。株価はこうした中期経営計画の進捗をにらみながらの展開になることが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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