【銘柄診断】京葉銀行は住宅ローンの好調などで今３月期第３四半期は増益確保

　　京葉銀行 <8544> が１月３１日に発表した今２０１１年３月期第３四半期累計の決算は純利益が１０３億円（前年同期７６億円）ときわめて好調だった。

　　個人預金残高が２０１０年１２月末現在で２兆７３７１億円と前年同期末に比べ１０１５億円増加、個人預かり残高も個人年金保険を中心に前年同期末から１５５億円増加の４２６８億円となった。

　　貸出金は住宅ローン、中小企業向けを中心に伸び２兆３９８０億円と前年同期比１１４２億円の増加となった。また、国債の売買益が前年同期比２８億円増加したほか、不良債権の処理額は前年同期に比べて２５億円減少したことなどから純利益が大幅に増加したもの。

　　通期業績予想に対する進捗率は７９．０６％と、第３四半期の目安となる７５％を大きく上回っており、最終的には上振れて着地の可能性が強くなっている。ただ、２月１日の株価は小浮動にとどまり、これまでの相場で好意業績は織り込んできたパターンと言える。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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