【銘柄診断】大和小田急建設は今期減額修正受けダメ押しへ、建築に回復の兆し

2011年2月1日 16:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ダメ押し形成の妙味株

  大和小田急建設 <1834> がダメ押し場面を迎えている。1月31日に発表された2011年3月期第3四半期累計決算が低調だったことが要因。官公庁工事の減少が響いたもので、売上げ減が響き営業利益は6億8600万円の損失(前年同期16億1300万円)と悪化した。

  こうした決算を踏まえ通期業績についても売上げを663億円から588億円(前期722億円)へ、営業利益を11億4000万円から8000万円(同33億4300万円)へそれぞれ下方修正した。首都圏のマンション販売は復調してきたものの民間設備投資の低迷、土木など官公庁需要のダウンが要因。

  ただ第3四半期の受注動向を見ると土木が17億円と前年同期の33億円から大きく減少したのに対し、建築事業は69億円から74億円へ増加している。営業利益は第3四半期の6億5600万円の損失が通期では8000万円の黒字となるだけに、第4四半期単独では7億3600万円の黒字計上となる。これはそのまま来期の増益転換につながるものと思われる。株価も出直りへのタイミング模索の動きに入りそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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