【銘柄診断】第一稀元素は業績再上方修正も利益確定売りに押され急反落

2011年1月31日 17:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★3月通期業績の再上方修正、純利益が連続して過去最高を更新

  第一稀元素化学工業 <4082> は31日、115円安の3535円と売られ3営業日ぶりに急反落した。

  前週末28日大引け後に今3月期第3四半期決算の開示に合わせて、昨年10月に続き3月通期業績の再上方修正を発表、純利益が連続して過去最高を更新するが、全般相場の波乱を嫌って利益確定売りが先行した。

  3月通期業績は、10月増額値より売り上げを27億円、営業利益を1億円引き上げ、経常利益、純利益は据え置き、純利益は18億円(前期比31%増)とした。

  3Q利益が、すでに10月増額の通期業績を1億6000万円~2億6200万円それぞれ上回って着地しており、今後も、米国で雇用・取得環境の改善で個人消費が堅調に推移、搭載する排ガス浄化触媒が大きいピックアップトラックやSUVの販売台数の販売が回復し、中国、インドの自動車生産が拡大、同社の触媒材料が堅調に推移するとして再上方修正した。

  なお再増額した3月通期予想業績は、3Q実績を下回っているが、同社製品の原材料のレアアースの供給不足や価格上昇を懸念し慎重に見通したことによる。

  株価は、10月の業績増額から前週末高値3865円まで1000円高したが、PER9倍台と割安である。下値には割安修正期待の逆張りの買い物再燃も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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