【銘柄診断】ビックカメラは好調決算も株価はもみ合いの動きを予想

2011年1月25日 19:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ビックカメラ<3048>(東1)の2011年8月期第1四半期は営業利益30億9400万円(前年同期19億9800万円)と好調な決算となった。

ビックカメラ<3048>(東1)の2011年8月期第1四半期は営業利益30億9400万円(前年同期19億9800万円)と好調な決算となった。[写真拡大]

  ビックカメラ <3048> の2011年8月期第1四半期は営業利益30億9400万円(前年同期19億9800万円)と好調な決算となった。

  家電エコポイント制度変更前の駆け込み需要(10年12月購入分以降付与ポイントがほぼ半減)からエコポイト対象商品であるテレビ、エアコン、冷蔵庫の販売が増加したことによるもの。会社側の想定数字を上回る利益達成となったが、11月までの駆け込み需要の反動で12月の店頭での販売額は前年を下回った。

  通期の営業利益は156億円(前期147億円)と増益見通しだが、やや流動的な面は否めない。それでも3月終了予定の家電エコポイント制度、あるいは7月の地デジ化終了など販売促進の余韻を残す今期はいいとしても、そうした好材料が一巡する来期以降は業績停滞懸念を払拭しきれない。

  ただPBRは0.9倍と低い水準にあるだけに株価が大きく下げることもなさそう。株価はもみ合いの動きが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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