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【銘柄診断】日清オイリオグループは原料高を受けた製品値上げの動向に注目
日清オイリオグループ<2602>(東1)は1月18日に423円まで買われたが、昨年12月24日の427円をクリアーできなかったため、目先筋の失望売りが先行する展開になっている。[写真拡大]
日清オイリオグループ <2602> は1月18日に423円まで買われたが、昨年12月24日の427円をクリアーできなかったため、目先筋の失望売りが先行する展開になっている。
大豆・菜種などの原料穀物相場が上昇したものの販売価格への転嫁が進まず今2011年3月期の営業利益は従来の141億円から105億円(前期104億円)へ減額修正されたが、これは昨年11月2日の安値341円で織り込んだ。
ただ、海外大豆相場はその後も上昇基調をキープし再び原料高が業績を圧迫する状態になってきた。このため同社は2011年1月4日から大豆油やマーガリンなどの加工食品の製品価格を15%以上引き上げると発表しており、今後はこの値上げがどの程度浸透するかがポイントになる。
2月4日に発表される2011年3月期第3四半期累計決算では低調な数字の発表となる可能性もあるが、来期までを見据えればその後株価が戻りに転じる可能性も十分だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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