NECフィールディング、モジュラー型のデータセンター

　NECフィールディングは6日、短期間にデータセンターを設置できるというモジュラーデータセンターの販売を開始したと発表した。消化など付属設備と関連工事を含めた標準価格が5,250万円で3月末からの出荷開始を予定する。

　同製品は、屋外に建築した鉄筋コンクリート構造の基礎部分の上部に、標準で6本の19インチラックを収容可能なアルミコンテナ部を設置するモジュラーデータセンター。設置に必要な基礎工事や、コンテナ内電源設備、通信設備、空調設備、消火設備といった設備と関連工事を一括して提供する。

　国内生産品や汎用品を利用することで、受注後約3ヶ月という短期間で納品可能という。

　また、側面に設置物が無いため、基礎部分とアルミコンテナ部の増設による拡張がしやすくなっている。2台のアルミコンテナ部を連結して1つのモジュラーデータセンターとして利用するタイプもリリースする。

　その他、ハードウェア部以外にも、プライベートクラウドなどのデータセンター構築に必要な設備関連の設計構築、利用するICT機器の設計構築、付帯設備とICT機器を同時に監視するサービスを含む運用保守など、データセンター全体に必要とされるサービスをオプションとして提供する。

　同社では、今後3年間で20台の出荷を目指すという。