【銘柄診断】あさひは安値から反発、3Q業績伸び悩も悪材料出尽くし感

2010年12月27日 17:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

あさひ<3333>(東1)は、10円高の1086円まで上げてたが、終値は変わらずの1076円だった。12月1日につけた年初来安値1063円を前に底固い動きとなっている。

あさひ<3333>(東1)は、10円高の1086円まで上げてたが、終値は変わらずの1076円だった。12月1日につけた年初来安値1063円を前に底固い動きとなっている。[写真拡大]

  あさひ <3333> は、10円高の1086円まで上げてたが、終値は変わらずの1076円だった。12月1日につけた年初来安値1063円を前に底固い動きとなっている。

  前週末24日大引け後に発表した今2月期第3四半期(3Q)決算が、減益転換して着地したが、通期業績対比では高利益進捗率を示したことから悪材料出尽くしとして下げ過ぎ訂正期待の打診買いが入っている。

  3Q業績は、前年同期比6%増収、5%経常減益、6%純益減益と伸び悩んだが、通期業績に対する利益進捗率は各87%、86%と目安の75%を上回った。

  関東地域の13店舗(退店1店舗)を中心に25店舗を新規出店し、インターネット販売、ホームセンター、総合スーパーへの商品供給事業も展開、商品面では電動自転車の販売が順調に伸びたが、低価格・節約志向が続き、人員や店舗数の増加、新社屋竣工、物流倉庫増築などで販管費負担が重くなったことが減益転換要因となった。

  2月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、21億7700万円(前期比3%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

  株価は、9月発表の第2四半期業績が、期初予想を下ぶれて減益転換率を悪化させて着地したことから年初来安値までダラダラと調整した。PERは13倍台と下げ過ぎを示唆しており、底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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