【銘柄診断】ソケッツは今期増額、来期連続増益の見方が強い、訂正高を継続へ

2010年12月21日 19:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■業績躍進の有望企業

  ソケッツ <3634> は8月25日の年初来安値1210円をボトムに着実な出直り波動を描いている。2011年3月期中間決算については第1四半期決算時に営業利益を8000万円から1億5000万円に修正、中間決算発表前にそれを2億3000万円(前年同期2億200万円)へ2回にわたり増額した。しかし、通期の営業利益5億2000万円(前期4億7000万円)については一貫して据え置かれてきた。

  同社は、携帯電話で専門検索サービス用のソフトやシステムの開発が主力事業。音楽作品などの情報を整理したデータベースに特徴があり、1つの作品に対して数多くの付随情報を蓄積し、曲調や楽器、声質、奏法など、曖昧なキーワードによる検索も可能にしている。

  また、携帯電話に組み込まれた検索ソフトでは、楽曲などを試聴・購入できるほか、アーティストのプロフィールや楽曲の紹介、コンサートチケットなどの関連情報も取得できるなど、検索履歴を分析して個々の利用者に対する作品の推奨も行っており、専門検索サービスの拡大基調が続いている。それにつれて広告事業も増加する好循環となっており、今期の業績増額、2012年3月期の連続増益確保への期待感が株価に映し出されている。

  今期の業績ベースでは株価はそこそこの水準だが、来期を見据えれば割安感が生まれてくる。出直り波動継続が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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