【銘柄診断】スクウェア・エニックスHDは来期回復期待も、当面はもみ継続か

2010年12月9日 18:42

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  スクウェア・エニックスホールディングス <9684> は9月27日の直近の高値1935円から下げに転じ、11月以降は1600円を中心とする底値ゾーンでの展開となっている。

  今3月期9月中間決算が57億1200万円(前年同期130億9100万円)と前年同期比大幅ダウンとなったことが調整のきっかけ。同社は「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」と「ファイナルファンタジー(FF)が二枚看板だが、前年同期は「FF13」が世界的な大ヒットを記録しており、当期はその反動が出たものだ。

  ただ通期についても営業利益が200億円(前期282億3500万円)にとどまる見通しが明らかにされており、押し目買いも上値には伸びず下値にとどまったままだ。

  来期には大型タイトルの発売が見込まれており、業績は回復に転じるものと見られているが、そうした予兆が感じられるまでは底値ゾーンでの展開切り上げは難しいかもしれない。PERなどに割高感もあり、当面はもみ合い場面継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目の決算発表銘柄】ACCESSは業績下方修正で純利益が赤字転落し急落(2010/12/09)
【注目銘柄】GMOインターネットは増額を好感買い、来期業績も続伸が有力に(2010/12/09)
株はもとの古巣に帰る=犬丸正寛の相場格言(2010/12/08)
押し目買いに押し目なし=犬丸正寛の相場格言(2010/12/03)
ケイ線は値幅見ず日柄を見よ=犬丸正寛の相場格言(2010/11/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事