「歴史マイブーム」からの連想銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

2010年11月26日 16:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

佐高 信 著『西郷隆盛伝説』を読了した。評論家・ノンフィクション作家の佐高氏が、自身の出身地である荘内藩(庄内藩とも。現在の山形県酒田市と同鶴岡市を中心とした地域)とのカラミを中心に、史料を基に西郷隆盛の人となりをえがき、さらにそれを通じて幕末と明治後の日本のありようをえがいたノンフィクションである。

佐高 信 著『西郷隆盛伝説』を読了した。評論家・ノンフィクション作家の佐高氏が、自身の出身地である荘内藩(庄内藩とも。現在の山形県酒田市と同鶴岡市を中心とした地域)とのカラミを中心に、史料を基に西郷隆盛の人となりをえがき、さらにそれを通じて幕末と明治後の日本のありようをえがいたノンフィクションである。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  佐高 信 著『西郷隆盛伝説』を読了した。評論家・ノンフィクション作家の佐高氏が、自身の出身地である荘内藩(庄内藩とも。現在の山形県酒田市と同鶴岡市を中心とした地域)とのカラミを中心に、史料を基に西郷隆盛の人となりをえがき、さらにそれを通じて幕末と明治後の日本のありようをえがいたノンフィクションである。

  この本は2006年に夕刊紙で連載され、2007年に単行本として上梓、今年に入ってから文庫本として発売されたものだが、今年はNHK大河ドラマ『龍馬伝』が幕末を舞台していたこと等で、幕末関連本が多く出たのではないだろうか。私もこの本のほかに、司馬遼太郎の幕末を舞台にした歴史小説を何冊か、久しぶりに再読するなど、「幕末マイブーム」(笑)も盛り上がっていた。『龍馬伝』は11月28日が最終回となった。

  来年2011年の大河ドラマは、浅井長政と市(織田信長の妹)の娘であり、淀殿(豊臣秀吉の側室)の妹である、江(ごう)を主役にした『江 ~姫たちの戦国』の放映が予定されている。再び戦国ブームが盛り上がるのだろうか。

  西郷と龍馬から連想した銘柄をウォッチしてみた。

★九州電力 <9508> (東1)

  西郷隆盛といえば鹿児島、鹿児島といえば九州ということから連想して、九州電力 <9508> (東1)を入れる。26日終値は6円高の1871円。単位100株。PERは約37.0倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは11月10日につけた直近高値1939円から反落し、以降は続落トレンドで来ている。が、1850円フシ手前で、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは1900円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。

★四国化成工業 <4099> (東1)

  坂本龍馬といえば高知、高知といえば四国ということから連想して、化学品や建材を中心としたメーカー、四国化成工業 <4099> (東1)を入れる。26日終値は2円高の454円。単位1000株。PERは約9.9倍、PBRは約0.8倍と割安水準にある。チャートは11月2日につけた年初来安値406円から反発し、以降はジリ高トレンドで来ている。このままトレンド維持で、まずは13週・26週移動平均線の468円ラインまでの戻りを目指す。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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