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相場はリズム8割、ベース2割=犬丸正寛の相場格言
少々、大袈裟に言えば国家自体のリズム、経済、景気のリズムも知って、その上で相場のリズムを眺めることは大切だと思います。[写真拡大]
■相場はリズム8割、ベース2割
先ごろ、アメリカが宇宙のはるか彼方に地球とよく似た星を見つけたと報道されていました。太陽のようなエネルギーを出す星の周りを回っているそうです。ただ、その地球に似た星は、エネルギー星に向かって、常に、同一面を向けて周っているため、片方はいつも昼、片方は常に夜だそうです。もしも、われわれの住んでいる地球が昼だけ、夜だけだったらリズムは生まれないでしょう。
朝が来て、昼が来て、夜が来る。そのリズムの中で生物は命を営んでいます。相場も生き物ですから、同じようにリズムを刻んでいます。上げのリズム、下げのリズム、休息のリズムがあります。もちろん、基本(ベース)となる業績の良し悪しは大切です。しかし、いくら体力に恵まれている人でも、昼と夜のリズムを無視して、何日も夜、寝ないですごすことは無理です。
銘柄だって同じです。技術力が優秀で、収益力が高く、業績の良い銘柄だったとしても、いつも活躍するわけではありません。下げるリズムの時は、超優良株であっても1990年当時の高値から、いまだに大きく下げているのです。
全体相場のリズムそして、個々の銘柄の持っているリズムを掴むことは非常に大切です。春になれば多くの花が咲くことは事実です。しかし、真夏だけにしか咲かない花もあります。九州地域には九州の人の生活リズムがあり、北海道には北海道の人の生活リズムがあるはずです。約3600の上場銘柄が同じ動きをすることはありません。それぞれの銘柄がリズムを持っています。
少々、大袈裟に言えば国家自体のリズム、経済、景気のリズムも知って、その上で相場のリズムを眺めることは大切だと思います。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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