アイチューザー、吹田市と提携し、環境に配慮する小売電気事業者の電気を割安に提供する 西日本初の事業を開始

プレスリリース発表元企業:アイチューザー株式会社

配信日時: 2020-01-28 09:01:43

アイチューザー株式会社(本社:品川区、代表取締役社長:藤井俊嗣)は、吹田市と提携し、吹田市域の住民を対象に、吹田市の環境配慮方針に則った電力会社が供給する割安な電気への切り替えを促す事業を1月28日に開始することを発表しました。アイチューザーはこの事業を通じて、環境保全・改善を目指す吹田市の環境基本計画の実現を支援していきます。

吹田市と連携して実施する「みんなで簡単 やさしい 電気の切替キャンペーン」では、アイチューザーが自然由来の電気に対する関心が高く、割安な電気への切替を希望する一般家庭や個人事業者と、再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)を中心とした電力を提供する小売電気事業者を募ります。多くの切り替え希望者を募ることにより購買力を高めるとともに、適正な基準に基づき選ばれた小売電気事業者のうち、入札で最安値を提示した業者を選定します。切り替え希望者は、アイチューザーから切り替え後の電気料金の見積もりを受け取った後、最終的に契約するかどうかを決めます。4人世帯の一般的なケースでは、切り替えにより家計の電気代を年間約1万円節約できます。

吹田市は公共施設における環境配慮型の電力調達を従来から行っており、今般市民に対しても同様の事業者からの電力の調達を促すとともに、再エネ(FIT電気含む)調達比率の高い小売電気事業者からの電気の供給を増やすことで、吹田市のみならず全国の再エネ導入拡大を促進する方針を掲げています。市はその方針を実現すべくグループ購入キャンペーンの実施を決断し、今般アイチューザーを実施事業者に選定し、西日本では初となる今回の事業の実施に関して2019年11月1日付けで協定を締結しました。協定では2020年10月末までに2回の事業を行うとしています。

アイチューザーは2008年の設立以来、オランダやベルギー、英国、米国などで150以上の自治体と連携してきました。電力の共同切り替えでは220万世帯での実績があります。アイチューザーは、行動経済学を活用した「ナッジ」と呼ばれる手法を用いて、再エネの普及に取り組む自治体の運営をサポートしています。

日本国内では、2019年5月には、神奈川県と協定を締結し、県内の住宅向けに太陽光パネルの共同購入事業を実施しました。入札の結果、一般的な市場価格より最大26%割安の価格を提示した業者が落札しました。

また、2019年12月3日より東京都と同じく電気の共同購入を推進する「みんなで いっしょに 自然の電気」キャンペーンを実施しています。また、大阪府とも2020年1月10日に協定を締結し、2021年3月末までに太陽光発電及び蓄電池システムの更なる普及拡大を図るため、アイチューザーを通じて共同購入を希望する府民を募る、「太陽光発電及び蓄電池システムの共同購入支援事業」を実施します。新たに複数の自治体などとも協議を進めています。来年には6都市程度での導入を目指し、その後も導入先を順次拡大していきます。

政府は、再エネが電力に占める比率を現在の約15%から2030年に22~24%まで高める方針を掲げています。アイチューザーは、割安な再エネ電気の普及を通じて、目標達成に貢献していきます。

吹田市の事業スケジュール(2020年)
1月28日 :切り替え希望者は専用WEBサイトから参加登録開始
2月28日 :切り替え希望者の登録期間締め切り
3月中旬 :アイチューザーから落札料金メニューの見積りを切り替え希望者に提示
4月16日まで :切り替え希望者は契約切り替えを判断
その後、順次切り替えを実施

アイチューザーについて
アイチューザーは2008年に設立され、自治体と連携し、再エネ電力や太陽光発電設備の共同購入事業を運営しています。オランダに本社を有し、ベルギー、英国、米国に現地事務所を持つほか、2017年11月に日本法人を設立し日本国内での事業展開を進めています。

詳しくは、https://ichoosr.co.jp/ をご覧ください。

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