カナダ・オンタリオ州、産学官の連携強化により自動車の技術革新を推進  オンタリオ工科大学と提携、400万カナダドルを投資へ

プレスリリース発表元企業:カナダ・オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口

配信日時: 2018-02-20 14:00:00


カナダ・オンタリオ州は、同州オシャワにあるオンタリオ工科大学(UOIT: https://www.uoit.ca/about/index.php)と提携、同大学の自動車技術研究センターである「オートモーティブ・センター・オブ・エクサレンス」(ACE: http://ace.uoit.ca/)での自動車技術の革新、研究開発を推進します。

この提携にオンタリオ州政府は400万カナダドル(3億4,000万円)、オンタリオ工科大学は50万カナダドル(4,250万円)を、さらにカナダの自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルも100万カナダドル(8,500万円)を出資します。これによって、ACEが更なる技術革新を遂げて、世界で最も総合的な空気力学・熱試験センターへ発展することが期待されます。


カナダ・オンタリオ州は、同州オシャワにあるオンタリオ工科大学(UOIT: https://www.uoit.ca/about/index.php)と提携、同大学の自動車技術研究センターである「オートモーティブ・センター・オブ・エクサレンス」(ACE: http://ace.uoit.ca/)での自動車技術の革新、研究開発を推進します。


この提携にオンタリオ州政府は400万カナダドル(3億4,000万円)、オンタリオ工科大学は50万カナダドル(4,250万円)を、さらにカナダの自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルも100万カナダドル(8,500万円)を出資します。これによって、ACEが更なる技術革新を遂げて、世界で最も総合的な空気力学・熱試験センターへ発展することが期待されます。


このプロジェクトにおいて、「ムービング・グラウンド・プレーン(Moving Ground Plane)」と呼ばれる巨大な動くベルトがACEに設置されます。このベルトが自動車の下で動く道路の役割を担い、動く自動車に対する空気力のシミュレーションをすることで、実際の状態での物理的特性を測定することができます。


「ムービング・グラウンド・プレーン」は、学生たちが、ハイテク環境の中でトレーニングを受け、研究を行うツールを提供します。また、企業や研究者たちが新しい、燃費の高い製品を開発し、自動車産業における炭素排出を減らすのに貢献します。


レーザ・モリディ オンタリオ州研究・イノベーション・科学省大臣は次のように述べています。

「今回の戦略的投資は、オートモーティブ・センター・オブ・エクサレンス(ACE)ですでに行われている優れた仕事をさらに加速化することになり、新しい自動車技術の開発のみならず、企業業績や雇用創出にも大きく貢献することでしょう」


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0MTE5NyMxOTc0MzgjNDExOTdfbGFSZGt6TmN2Yi5qcGc.jpg ]


スティーブン・デル・ドゥーカ オンタリオ州経済開発・成長省大臣


スティーブン・デル・ドゥーカ オンタリオ州経済開発・成長省大臣は次のように述べています。

「オンタリオ州はオンタリオ工科大学の「オートモーティブ・センター・オブ・エクサレンス」を引き続き支援できることを喜ばしく思います。オンタリオ州が先端的な自動車技術の開発と商業化において世界をリードし続けるために、今回のような産学官の提携は不可欠と言えるでしょう」


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0MTE5NyMxOTc0MzgjNDExOTdfYkZ4QUVFU3hKci5qcGc.jpg ]


デイブ・パスコ― マグナ・インターナショナル副社長(エンジニアリング・研究開発担当)


デイブ・パスコ― マグナ・インターナショナル副社長(エンジニアリング・研究開発担当)は、次のように述べています。

「この風洞のような高性能のエンジニアリング・ツール(工学装置)が利用できるということは、弊社のような企業が、より優れた空気力学の製品を開発することが可能になるということで、それによって自動車の燃料消費を減らし、CO2の排出も削減することになります」


関連情報

●ACEにおける協力に関しては、オンタリオ州政府、UOIT、マグナ・インターナショナルのほかに、オンタリオ州の自動車関連部品・システムの設計・開発会社マルチマティック社が同社の自動車エンジニアのチームによるエンジニアリングサービスを提供し、この世界トップレベルの空力測定装置の開発を支援します。

●「オートモーティブ・センター・オブ・エクサレンス」(ACE) はカナダで初のこの種のテストおよび研究のための施設です。オンタリオ政府と連邦政府、オンタリオ工科大学(UOIT)、ゼネラルモーターズ・カナダ、および「工学教育コラボレーションの進歩のためのパートナーズ」(Partners for Advancement of Collaborative Engineering Education, PACE)によって作られました。


※為替レートは1カナダドル=85円で計算しています。


■オンタリオ州について
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0MTE5NyMxOTc0MzgjNDExOTdfSkt0R256Z1lzVS5wbmc.png ]


オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの37%、人口の39%、カナダの輸出品の38%がオンタリオ州に集中しています。オンタリオ州のビジネス環境は世界で成功するために設計されており、北米で効率のよい、国際貿易と投資の中心となっています。多文化の労働力、合理的な規則、低リスクの投資環境、競争力のあるビジネスコスト等多くの事柄が保証されています。


世界の主要企業がこれまでにオンタリオ州で事業を設立または、拡大を行ってきました。それらの企業の分野は、自動車、航空宇宙産業、ライフサイエンス、バイオテック、金融、鉱業など多岐にわたります。約200社の日系企業も、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キヤノン、住友精密などの主要企業が現地法人を置いています。


■オンタリオ州政府在日事務所について

オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Trade and Investment Office、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年2月に開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。



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