AI英語コーチ『ELSA』とマンガ英語多読アプリ『Langaku』、学校向け英語学習プログラムを共同開発
配信日時: 2026-07-15 11:00:00
夏休みに好きなマンガで英語を学び、AIコーチと発話を練習。楽しみながら「英語を声に出したくなる」新しい学習体験を学校現場へ。
AI英語コーチ『ELSA』を展開するELSA Japan合同会社(本社:東京都渋谷区、代表:今尾 大)と、マンガ英語多読アプリ『Langaku(ランガク)』を運営するMantra株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:石渡 祥之佑)は、それぞれの強みである「AIによる発音・スピーキングコーチ」と「マンガによる英語多読」を掛け合わせ、学校向け英語学習プログラムを共同開発したことをお知らせいたします。
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本プログラムは、夏休みという生徒が自分のペースで学習しやすい時期に、好きなマンガを通じて豊かな英語インプットを行い、そのセリフをAIのフィードバックを受けながら発音・スピーキング練習へとつなげるものです。両社は、楽しみながら英語に触れる時間を増やし、「読める」から「言ってみたい」へとつながる新しい学習体験を学校現場に提供してまいります。
共同開発の背景とプログラムの価値
文部科学省が検討を進める次期学習指導要領案では、外国語教育について「暗唱や反復練習」から脱却し、「コミュニケーションの意図を持って伝え合う活動」を授業の中心に据える方針を示しています*。この実現には、授業の中で生徒が英語を「声に出して伝えたい」と感じる場面が不可欠です。
ELSAはこの課題に応えるため、『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』など100作品以上の人気マンガを日英で楽しめるアプリ『Langaku』との共同プログラムを開始します。
作品の続きが気になるから読み進め、心を動かされたセリフを自分でも言ってみたいと感じる生徒の自然な気持ちを活かして、キャラクターになりきり感情を込めて演じる「ドラマフィケーション(Dramafication)」の手法により、コミュニケーション意図を伴った発話体験を提供します。また、その際にELSAのAIコーチとの発話練習に取り組むことで、生徒が英語を「自分の言葉」として発するための自信を育みます。
実施概要
本プログラムは、2026年夏より、下記の5校で夏期講習として試験的に導入し、学校向けサービス『ELSA School』のAIスピーキングアセスメント機能等を用いて効果検証を行います。夏休み前後の測定データを元に、成果を発表する予定です。
対象校(五十音順):
- 麻布中学校・高等学校
- 昭和薬科大学附属高等学校・中学校
- 青翔開智中学・高等学校
- 東京成徳大学中学・高等学校
- 立教新座中学・高等学校
実施スケジュール(予定):
- 2026年 7月:デモ授業の実施、読解力・発音スコア等のベースライン測定
- 2026年 7~8月:英語マンガリーディング、ELSA音読練習の宿題化、読書促進キャンペーン
- 2026年 9月以降:効果測定、共同ウェビナー・教育フォーラムでの成果発表※出版社・権利者の許諾範囲に応じて、今後、希望校を広く募集する形も検討します
立教新座中学校で先行実施された授業の様子
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プログラムの学びのフロー:「読む・声に出す・演じる」
本プログラムは、夏休みの学習課題や夏期講習としての実施を想定しています。従来の「問題集をこなす時間」を、楽しみながら英語に触れる「Playful English」の時間へと変え、以下の3ステップで英語学習を「自分の声で表現する時間」へと広げます。
1.読む(圧倒的なインプット)
『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』など100作品以上の人気マンガから好きなものを英語で読み進めます。絵やコマ割り、ストーリーが理解を助けるため挫折しにくく、キャラクターの感情や日常会話といった生きた英語の表現・文脈に大量に触れられる良質な「英語多読」を実現します。
2.声に出す(安心のアウトプット)
物語の文脈や意味を理解したセリフを、ELSAを用いて音読します。AIが発音やイントネーション、流暢性を即座にフィードバックし、一人で何度でも練習できるため、人前で話すことに不安がある生徒でも安心して取り組めます。
3.演じる(ドラマフィケーションによる定着)
単なる音読にとどまらず、キャラクターになりきって感情を込めてセリフを演じる「ドラマフィケーション(演劇的手法)」の要素を取り入れ、感情と場面を結びつけて発話する練習を行います。
こうした「文脈の中で理解した英語を、感情を込めて声に出す」学びは、単語や文法を切り離して暗記する学習に比べ、記憶への定着が高まりやすいことが、第二言語習得の研究でも示唆されています。
専門家からのコメント
成蹊大学 文学部 英語英米文学科 八木橋 宏勇 教授
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未知の内容を母語以外の言語で理解しようとするとき、言語とストーリーの双方を相手にしなければならないため、学習者には大きな負荷がかかります。その点、すでに日本語で全体像を知っているマンガを英語で読む学習には、ストーリーを理解する負荷を抑えながら、英語表現そのものに注意を向けやすくするという利点があります。絵や人物関係、場面、登場人物の心の動きとともにセリフに触れることで、「どのような場面で、誰が、どんな意図で使う表現なのか」を捉えることができ、言語の<形式><意味><使用>を結びつけて学ぶことができます。
さらに、理解したセリフを、より適切な発音を目指して繰り返し声に出し、AIの即時フィードバックを受けながら修正していく過程は、文字・音・意味の結びつきを強め、発音上の課題への気づきを促します。そこに、キャラクターになりきって演じる活動を加えることで、英語らしい抑揚やリズム、感情、発話意図までを含む、より豊かな言語経験が蓄積されていくと考えられます。
もちろん、マンガのセリフを再現するだけで、自由な会話力がすぐに身につくわけではありません。しかし、慣れ親しんだ物語を足がかりとして、英語を「理解する対象」から「自分の声で使う表現」へと移していく本プログラムは、認知言語学および第二言語習得研究の知見に照らして、学習意欲、理解、記憶、発音、発話などを橋渡しする意義ある学習機会になり得ると考えられます。
今後の展開:実践知を教育現場と共有し続ける
本プログラムでは、生徒の英語接触時間、読解量、発音への意欲、そして英語を声に出す自信の変化などを検証し、得られた知見や教育現場での実践知を、教育関係者向けの共同ウェビナーや教育フォーラムを通じて広く発信し、導入校・教育関係者・出版社・EdTech事業者と共有して参ります。
<関心のある先生方へ:今後の情報をお届けします>
本取り組みにご関心をいただける先生方へ、実証の成果やセミナーの開催情報など、今後の動きを随時お知らせします。
▶︎最新情報の受け取り・お問い合わせはこちら
ELSAとLangakuは、本取り組みを通じて、生徒が自身の関心に沿って英語を学び、発話への自信を身につけられる新たな指導モデルを開発し、学校での英語教育の発展に貢献してまいります。
ELSAについて
ELSA(English Language Speech Assistant)は、英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAI英語発話支援サービスです。2015年に米国サンフランシスコで創業し、現在は世界190カ国以上で9,000万人以上のユーザーに利用されています。日本国内でも、京都府の全府立高校、渋谷区の全公立中学校、豊島岡女子学園、三田国際学園、聖光学院など、全国の教育機関が生徒の英語力向上ツールとして採用しています。
会社概要
企業名:ELSA Japan合同会社
代表者:今尾 大
本社所在地:渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F
事業内容:AI英会話学習アプリおよび英語力向上支援サービスの開発・提供
公式HP:https://jp.elsaspeak.com/
Mantra株式会社について
Mantra株式会社は「世界の言葉で、マンガを届ける。」をスローガンに、2020年に設立されました。マンガに特化したAI技術の研究開発、ならびに高速なマンガ翻訳を実現する翻訳ツール『Mantra Engine』、マンガを用いた英語多読学習アプリ『Langaku』などの提供を行っています。HONGO AI Award (2019)、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」(2020)、AAMT長尾賞 (2021)、JEITAベンチャー賞 Early edge賞(2022)、電子出版アワード チャレンジ・マインド賞(2024)、Google Playベストオブ2025(自己成長部門)大賞(2025)、アプリブBest App Award(学習アプリ部門)優秀賞(2025)等を受賞しています。
会社概要
・企業名:Mantra株式会社
・代表者:代表取締役 石渡 祥之佑
・所在地:〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 2F
・設立:2020年1月28日
・資本金:1,000,000円
・事業内容:マンガに特化した機械翻訳技術の研究開発、ならびに翻訳・英語学習サービスの提供
・公式HP:https://mantra.co.jp
※ 文部科学省「外国語WG取りまとめ案」(教育課程部会 外国語ワーキンググループ第13回、令和8年6月18日)より
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/108/siryo/mext_00013.html
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