再エネと蓄電所の運用プラットフォームのTensor Energy、シリーズAラウンドで9.5億円を調達、累計調達額17億円へ
プレスリリース発表元企業:Tensor Energy株式会社
配信日時: 2026-04-02 11:00:00
グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デライト・ベンチャーズを引受先とするシリーズAラウンドをクローズ
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グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デライト・ベンチャーズを引受先とするシリーズAラウンドをクローズ
■ 資金調達の概要
太陽光発電所や蓄電池の運用・財務管理をAIで自動化するクラウドサービスを手がけるTensor Energy株式会社(本社:福岡県福岡市、代表:堀 菜々・フィルター ヴィンセント)は、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デライト・ベンチャーズを引受先とするシリーズAラウンドで、総額9.5億円の資金調達を完了しました。なお、グロービル・キャピタル・パートナーズ、デライト・ベンチャーズについては、前回のラウンドに続く追加出資となります。調達した資金は、主力プロダクト「Tensor Cloud」の機能開発強化、営業・マーケティング・コーポレート体制の整備、および幹部採用を含む人員増強に活用します。
調達金額:9.5億円
累計調達金額:17億円
ラウンド:シリーズA
引受先:グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デライト・ベンチャーズ
■ 私たちが向き合う課題
電気料金の高騰が家庭・企業を問わず深刻な問題となっています。その背景には、輸入燃料への依存という日本固有の脆弱性があります。エネルギー自給率が約13%(2022年度、資源エネルギー庁)にとどまる日本では、中東情勢など地政学的リスクが電気代に直結します。再生可能エネルギーの拡大は、こうした構造を変えるための最重要課題です。一方で、太陽光発電の普及が急速に進んだ今、「作った電気を使い切れない」という新たな問題が顕在化しています。晴れた日の昼間など需要が少ない時間帯には、発電量が需要を上回り、やむなく太陽光・風力の発電を止める、いわゆる出力制御が全国で常態化しつつあります。2026年3月1日には、これまで出力制御と無縁だった東京エリアでも初めての出力制御が実施され、全国10エリア全てで制御が実施される時代に突入しました。出力制御量は増加傾向が続いており(資源エネルギー庁「再生可能エネルギー出力制御の長期見通し等について」2026年3月16日)、化石燃料を使わずに国内で発電された電力が使われずに捨てられているのは、エネルギー安全保障上も経済合理性上も、許容できない損失です。
解決の核心は、蓄電池です。余剰電力を蓄え、必要なときに放出することで再エネを無駄なく活用できます。さらに2026年4月からは、小規模な蓄電池や発電所も電力の需給調整市場に参加できる制度改革が施行されます。同年3月には「電気事業法の一部を改正する法律案」も閣議決定され、市場の法的基盤も整備されました。かつて金融ビッグバンが証券取引を一般に開放し、取引量が急増したように、日本の電力市場も今、電力会社だけでなく一般企業・中小事業者・個人まであらゆるプレイヤーが参加し、取引量が爆発的に拡大する歴史的な転換点を迎えています。
この変革の恩恵を受けるには、全国に分散した発電所・蓄電池をリアルタイムで一元管理し、複雑化する市場ルールに即応できる高度なプラットフォームが不可欠です。Tensor Energyが開発する「Tensor Cloud」は、AIを活用してこの課題を解決します。発電量の予測から収支管理、蓄電池の最適運用、市場取引への対応まで、発電事業者に必要な機能をひとつのクラウド上に統合することで、再エネの価値を最大化します。
■ Tensor Energyについて
Tensor Energyは、この変革を支えるAI駆動のクラウドプラットフォーム「Tensor Cloud」を開発・提供しています。発電量予測から収支管理、蓄電池の最適運用、需給調整市場への対応まで、発電事業者が必要とする機能をワンプラットフォームに統合しています。現在、当社が提供するSaaSは、800箇所を超える発電所に導入され、太陽光併設蓄電池の運用実績は21ヶ月となりました。
国内再生可能エネルギー発電容量・蓄電池容量で上位に名を連ねる主要事業者の多くに導入されており、大手リース・金融系・インフラ・不動産などを祖業とする発電事業者、FITからFIPへの転換を進める独立系事業者、電力アグリゲーターなど、現在、30社を超える発電事業者・アグリゲーターにご活用いただき、既存顧客によるTensor Cloud利用設備の拡大に伴う追加導入に加え、幅広い事業者への新規導入も加速しております。
私たちは、全ての人と将来世代に、持続可能なエネルギーが必要なときに必要なところへ届けられる世界を目指しています。次世代の電力のデジタルインフラを作ることをミッションに、人に寄り添うデザイン、最先端のテクノロジー、そしてパートナーシップによって、再生可能エネルギー発電事業を行う企業がそのライフサイクル全般にわたり、広範囲に分散した発電所や蓄電池のポートフォリオを効率的に運用・管理できるように支援します。
◼️今後について
電力市場の開放を受け、問い合わせは急増しています。今回調達した資金を活用し、特に以下を推進します。- 採用強化・組織拡大:顧客基盤の拡大のための営業体制、急増する顧客ニーズに応えるサービスデリバリー体制、急成長を支えるコーポレート体制を整備するとともに、幹部採用を推進し経営基盤を強化します。
- プロダクト開発加速:データとAIによって蓄電池の自動運転からアセット管理の全自動化を目指し、次世代の電力のデジタルインフラへと進化すべく、制度改革と市場の変化を先読みした独自機能の開発・提供を加速します。
- 事業領域の拡大:Tensor Cloudで培った運用ノウハウとデータを活用し、Tensor Energy自ら発電所の取得・運用・管理を一気通貫で行い、さらにはエネルギーアセットのファンド化も視野に、電力インフラの運用プラットフォームからエネルギー産業全体のデジタル基盤へと事業を発展させていきます。
■ 投資家コメント
グローバル・ブレイン 都 虎吉(ジェネラルパートナー)、鵜飼 卓哉(ディレクター)[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96424/31/96424-31-a07776a15cd4e797c4b5409eff5cb7e6-1024x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グローバル・ブレイン 都 虎吉(ジェネラルパートナー)
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グローバル・ブレイン 鵜飼 卓哉(ディレクター)
Tensor Energyは、堀さんの深い業界知見とFilterさんのプロダクトへの強いこだわりのもと、専門性と実行力を兼ね備えたメンバーが集結した稀有なチームです。変化の激しい日本の電力市場においても、同社のプロダクトを進化させ続け、常に最適なサービスを提供する開発力・実行力には目を見張るものがあります。Tensor Cloudが近い将来、発電事業者にとって不可欠なインフラシステムとなることを確信しており、グローバル・ブレインは、その実現に向けて全力で支援してまいります。
グロービス・キャピタル・パートナーズ 中村 達哉(プリンシパル)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96424/31/96424-31-d69b1e990dae673b8210fd32b823e20a-1030x986.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グロービス・キャピタル・パートナーズ 中村 達哉(プリンシパル)
昨今の地政学的背景を受け国産エネルギーの重要性が一段と増す中、再生可能エネルギー市場はFITからFIP・PPAへの移行と蓄電池の普及加速を背景に大きな変革期を迎えています。Tensor Energyは、各アセットに最適化されたAIが個別に動作し、発電資産の開発・運用・最適化を一気通貫で支える独自のプラットフォームです。その高い透明性と柔軟性は、今後加速する分散・大量アセットの管理環境にも的確に対応できる設計になっています。 こうした特徴を高く評価する国内トップクラスのアセット規模を持つ既存顧客では、利用範囲の拡大が着実に進んでおり、そのスケーラビリティと実績が確かに証明されています。 社会インフラの刷新につながる同社の挑戦に大きな可能性を感じており、投資家として全力で後押しして参ります。
デライト・ベンチャーズ 坂田 卓也(パートナー)、芝原 直也(プリンシパル)
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デライト・ベンチャーズ 坂田 卓也(パートナー)
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デライト・ベンチャーズ 芝原 直也(プリンシパル)
前回ラウンドでの出資以降、再エネ発電所の次世代オペレーションを体現する素晴らしい成果が生まれるとともに、プロダクト開発・顧客開拓の進捗も力強く、今回も追加出資させていただきました。電力需要の高騰や各種制度改革等の変化の激しさと、巨大産業故の重たさを併せ持つ特異な領域ですが、堀さん・フィルターさんを中心とする非常に突破力の高いチームによる改革を期待しています。デライト・ベンチャーズ一同、Tensor Energyの挑戦に伴走できることを光栄に思います。
■ 代表コメント
当社のプロダクトとサービスによる実績と今後の成長ポテンシャルをご評価いただき、今回のシリーズAラウンドクローズを発表できることを、大変嬉しく思います。日本の電力市場は、大きな変革期を迎えており、AIによる電力需要の急増や制度改革が加速する中、発電事業者には従来とは比べものにならないスピードと精度での意思決定が求められています。Tensor Cloudは、そうした事業者の皆様にとってなくてはならない、『次世代の電力のデジタルインフラ』となることを目指します。ユーザーが本当に必要とする機能を磨き込みながら、発電所の完全な自動運転に向けて、Tensor Cloudをエネルギー産業のスタンダードとして育て上げてまいるとともに、グロービス・キャピタル・パートナーズ、グローバル・ブレイン、デライト・ベンチャーズをはじめとする、トップVCの皆様の知見とネットワークをお借りしながら、日本のエネルギーのトランジションを力強く推進していきます。
創業から4年半、世界中から、私たちのビジョンに共感してくれるプロフェッショナルメンバーを迎えてまいりました。いよいよ市場とともにTensor Energyも急成長期に入り、さらなる新しいメンバーをお迎えしていくのを心から楽しみにしております。
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代表取締役 フィルター ヴィンセント & 堀 ナナ
■ 採用情報
日本のエネルギーシステムが、いま根本から変わろうとしています。この歴史的な転換点に、私たちと一緒に立ち会いませんか。Tensor Energyは現在、9カ国から集まった18名の少数精鋭のフラットなグローバルチームで、誰もまだ解いていない課題に正面から向き合っています。次世代の豊かな暮らしのために、目の前の課題に全力で取り組む、そんな仲間を待っています。
採用ページ:https://tensorenergy.notion.site/Tensor-Energy-1e7e97a69a1681418359e320dd455e6b
■ 会社概要
会社名:Tensor Energy株式会社所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-11-1
代表者:堀 菜々 & フィルター ヴィンセント
設立:2021年11月
事業内容:再生可能エネルギー発電所と蓄電池のオーケストレーションプラットフォームの開発、販売、運営等
URL:https://tensorenergy.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
Tensor Energy株式会社 堀
Email:hello@tensorenergy.jp
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