「夢を叶えた後に見えたのは、幻だった」Aprile Dreamで語った夢を叶えたピアニスト、Alberto Pizzoが吐露したリアル
配信日時: 2026-04-01 09:00:00
2年前の今日語ってくれた2つの夢を、彼はどちらも叶えていた。しかし夢を叶えた今、彼は満足していない。その理由とは?
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「Musica Neve」の夢です。
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2年前の今日、Musica NeveはApril Dreamを発信した。その時に語ってくれた2つの夢を、彼はこの2年間で叶えていた。その時の記事はこちら
・Abbeyroadスタジオでレコーディングした曲を世の中に送り出すこと
・映画やドキュメンタリーでその楽曲が使われること
どちらも叶えた今、彼は満足していない。
アルベルト・ピッツォは東京に拠点を置く、イタリア、ナポリ出身のピアニスト。
昨年の大阪・関西万博イタリア館のテーマソング「Sky」を作曲し、イタリア館内劇場に設置されたヤマハコンサートグランドピアノCFXアンバサダーとして活躍した。「Sky」を含む全オリジナル10曲を収録したニューアルバム『Skylight』を2025年に発売。
そして、「あんぱん」や「どうする家康」などのNHKドラマを手がける野口雄大監督映画「Return to My Blue」に楽曲を提供。2025年に公開された。
前年の2024年、夢だったカーネギーホール公演の盛会を皮切りに、その後も世界各国でリサイタルを成功させている。
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Skylight
『Skylight』大阪・関西万博イタリア館テーマソング「Sky」を含む自身のオリジナル曲をAbbey road Studio2にて収録
¥ 2,750(税込)Canvas :4571519938543
それでも彼が「幻だった」と語るのは?
「Kotodama(言霊)ってあると思う。」
少し間を置いて、
「それなのに、悪い考えが先行し、ネガティブな発言をしてしまうこともしばしばなんです。」
ナポリから世界へ羽ばたき、ヤマハヨーロッパのアーティストとしてニューヨークやロンドン、東京、ソウルなど、大舞台で演奏する夢を叶えたアルベルト。しかし、その頂点に立った彼が吐露したのは、達成感だけではなく、「追い求めていた成功そのものが、掴んだ瞬間に形を変えてしまう幻のようなものだった」と言う。芸術家としての孤独と深い内省はどこから来て、どこへ向かうのか。
「幼少期に安心して成長できなかった人間は、その後もずっとネガティブに生きていくのだろうか?」
「自己肯定感は努力で埋まらないのだろうか?」
「満足する日は訪れるのだろうか?」
「夢を叶えた瞬間から、もうその夢が崩れ落ちていくような気がしてくる。」
毎日のように自問自答する日々。
アルベルトは毎朝必ず一番にピアノを弾く。テクニック維持のためのスケール練習から始まり、バッハやスカルラッティといったバロックのレパートリー、そしてモーツァルト、ショパンやリスト、その日の気分でラフマニノフ、ドビュッシー、ガーシュインなど。
それから一旦シャワーを浴びて、部屋で瞑想をする。
その後、生徒のレッスンや、コンサートの練習、創作活動、打ち合わせといった流れ。
仕事がひと通り終わるとジムに行って体を鍛える。
それからまたピアノを弾く。サイレントピアノで、深夜まで弾くこともある。
土日もそのスタイルは変わらない。
常にストイックだ。
そして、毎日ふとした瞬間に口にする。
「できると思う?」
自分に打ち勝つ、それができるか、という意味だ。
これはもう呪文のように毎日呟く。
私たちは誰もが平等に、生まれる国も、時代も、土地も、家も、親も選べない。
境遇という巡り合わせは、巡るのだ。
巡る?断ち切れない?
成功を夢見て、地の底から這い上がり
鎖のような繋がりを引きちぎる思いで
故郷を後にし、
一つずつ時間をかけて
本当に少しずつ
夢を叶えてきた。
それでも満足できない、幻と感じるのは何故だろう。
中二病と言う人がいるかもしれない。
いや、理由はわかっている。
真の音楽を追求し、真の音楽で世界と繋がることの果てしなさ。
そして、継続することの意味。維持することの大変さ。
夢を叶えた瞬間に、その夢を叶え続けることの難しさを知った。
彼にとって夢とは幻なのだ。
「夢は完成しない。到達し、破壊され、再生される。」
追っても、追っても、逃げていく。夢を追い続けることで生きていく。
夢と呼ぶには漠然としているのかもしれない。
そして、きれいごとと言われるかもしれない。
ステージは一瞬だ。
何日も、何ヶ月もかけて作曲し、
何年もかけて習得した技術で演奏し、
数分の演奏時間のために、何日も練習する。
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2023年ヤマハホールコンサート
なんのために?
「生きるために。」
「今この世を生きているみんなと生きるために、そして私が死んでからも音楽を聴いて生きる人のために。」
そんな莫大な意義を持って音楽をしているとしたら、
「夢を叶える」という動詞が過去形になることはないだろう。
今を喜んでいて、幸せを感じている人も
今この瞬間に涙している人も
絶望や傷心で無感情な人も
起き上がる気力すらない人も
日々に忙殺されている人も
愛する人に会えない人も
愛する喜びをまだ知らない人も
大切な人を失った人も
辛い環境から抜け出せない人も
生きるために音楽で繋がりたい。
それに見合う音楽家でありたい。
そのためならどんなことでもする。
恵まれなかった境遇のせいか、今も悪夢を見ることがある。
だからこそ。
どこでどんな境遇の人が聴いてくれているか分からない自分の音楽に、
死ぬほどの責任を持ちたい。
「生きるために弾く。」
それが彼のAprile Dream
永遠に完結しない夢。
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今月号(2026年4月号)月刊「ショパン」表紙及び巻頭カラーインタビューも是非ご覧ください。
【Skylight~光が差し込むその一瞬を求めて~】
ピアノで描く似顔絵即興コンサート
2026年5月8日(金)14:00開演(13:30開場)
銀座ヤマハホール(7階)
出演:アルベルト・ピッツォ(ピアノ/作曲) 秋川雅史(テノール) 角南有紀(ソプラノ) 郷田祐美子(チェロ) 井上ルークアーサー龍太郎(連弾/編曲)
チケット:S席プレミアム¥13,000 S席¥10,000 A席¥8,000 学生¥4,000
詳細・お申込みはこちら
https://retailing.jp.yamaha.com/shop/ginza/hall/event/detail?id=8211
当日お客様の中からご希望の方に即興でイメージしたポートレートを弾く「似顔絵ピアノ」に加えて、大阪万博イタリア館のテーマソング"Sky"を収録したニューアルバム『Skylight』より演奏。
特別ゲストとして、テノールの秋川雅史さんとの「千の風になって」を再共演する他、ソプラノ、チェロ、連弾ピアニストを迎えます。
確かなクラシックの技術を持つ演奏家たちが、クラシックの垣根を超えて、誰もが楽しめるバリアフリーな音楽を追求します。もはや私にとってホームともいえるヤマハホールで、お気に入りのコンサートグランドピアノCFXが生み出す新たな音楽が生まれる瞬間を是非ご覧ください。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88745/7/88745-7-9db1b501bed8efe6d2968dbdbf604bc4-940x788.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Skylight~光が差し込むその一瞬を求めて~ 銀座ヤマハホールピアノコンサート
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