OKI、「まるごとEMS」顧客向け「PCB搭載電子部品トレーサビリティ24時間以内報告サービス」を開始
配信日時: 2026-03-12 12:00:00
精度100%で部品ロット情報から波及範囲(製造番号)を特定
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調査報告フロー
OKIは、企業の製造に関する「持たない経営」を加速し、経営指標の改善を支援する「まるごとEMS」ご利用のお客様を対象に、市場不具合発生時の「PCB搭載電子部品トレーサビリティ24時間以内報告サービス」(以下、本サービス)の提供を、2026年3月13日より開始します。本サービスでは、製品に搭載されている部品ロット情報から不具合原因部品の実装製品ロットを24時間以内(稼働日)に特定し、波及範囲を迅速に報告します。航空宇宙防衛機器や車載機器、医療機器など厳しいQMS(品質マネジメントシステム)規制が求められる業界を中心に、高精度かつ短時間でのトレーサビリティを実現します。高まる市場での不具合対応の迅速化ニーズに対応することで、お客様の経営効率向上に貢献します。
「まるごとEMS」では、数万種類の部材を使った数千種類の機器について、1日に数百件のオーダー(発注)を受けて生産しています。製品の市場流通後に部品不具合による動作不良が発生した場合、部品の製造ロットを確認し、同一ロット部品を搭載したPCB(プリント配線板)の製造番号から最終製品ロットを特定し、不具合対策の波及範囲(対象となる製品の製造番号群、製造年月日)を確定する必要があります。この波及範囲の正確な確定によりお客様は、監督官庁への相談・報告やリコール要否判断、在庫品改修などの不具合対応を、最小限の時間・費用・工数で実施できます。
本サービスでは、生産管理システムと製品製造番号データ、部品ロット番号データを紐付けた、独自開発の「部品トレーサビリティシステム」を活用しています。部品ロット番号の控え・テキスト化作業にはAI OCR(注1)を採用し自動化しています。ユニークIDを部品に付与し、IDをキーにPCB製造番号と部品ロット番号をリンクさせることで、数万種類の部材情報と数千種類の機器製造情報から必要情報を抽出し、不具合対策の波及範囲を短期間に確定します。
複数の同一部品が同じPCBに搭載されている場合でも、マウンター(部品表面実装機)データをリンクすることで、交換が必要な部品の搭載位置(リファレンス)まで特定可能です。また、該当部品が高額部品や長納期部品、微細部品、高密度実装されているなど通常の生産ラインでの交換が困難な場合は、高度なはんだ技術を持ったOKI「EMSの匠」による手作業のリワーク(注2)ラインを活用し、時間と費用の最小化を実現します。
今後も、「まるごとEMS」では、新たなサービスメニューの開発を進めてまいります。OKIは、お客様にとって、まるで自社工場のように感じていただける透明性と即時性を提供する「バーチャルファクトリー」として、さらなる経営課題の解決に貢献してまいります。
用語解説
注1:AI OCR(Artificial Intelligence Optical Character Recognition)画像やスキャンした文書に含まれる文字を認識し、テキストデータに変換する技術。従来のOCRにAI技術を加えることで、文字認識の精度やレイアウト解析能力が大幅に向上する。
注2:リワーク
はんだ付けされた部品を取り外し、正常品を再度実装・はんだ付けする工程。
リリース関連リンク
「PCB搭載電子部品トレーサビリティ24時間以内報告サービス」紹介サイト- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
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