『憤怒の人 母・佐藤愛子のカケラ』発売1ヶ月で4度重版の大反響!!! 認知症で変わりゆく作家、102歳の “いま” と記憶…
配信日時: 2026-02-21 06:10:02
伝説のベストセラー作家・佐藤愛子センセイと過ごした日々を、娘が書き残す。
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本書『憤怒の人』は、シリーズ累計185万部を超えるベストセラー『九十歳。何がめでたい』などの直木賞作家・佐藤愛子さんの娘・杉山響子さんが筆を執ったエッセイ集です。今年1月に刊行以来、瞬く間に重版し、発売からわずか1ヶ月で4度重版が決定する大反響となっています。
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憤怒の人
母・佐藤愛子のカケラ
著者: 杉山 響子
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定価: 1,870円(税込)
発売日: 2026年1月15日
判型: 新書判
頁数: 336ページ
発行:小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09389830
響子さんは、母・愛子先生と長く一緒に暮らしてきました。父で作家の田畑麦彦さんと愛子先生が離婚した後は母娘の二人暮らしを、響子さんが結婚した後は二世帯住宅で暮らし、愛子先生が数々のエッセイで響子さんとの生活を綴っているほか、映画『九十歳。何がめでたい』でも描かれてきました。
『憤怒の人』には、愛子先生が100歳を超えて認知症となり、少しずつ記憶が薄れ、母でなくなっていく様子や、母と娘で過ごした濃密な思い出などが情感たっぷりに描かれています。
愛子先生は記憶が混濁し、娘の響子さんを亡くなった姉の早苗さんと間違え「ねえちゃん」と呼ぶように。そして「別れたくないよ」という愛子先生に、響子さんは諭すように話しかけます。
≪「おばあちゃん、死ぬことは別れじゃないよ。いろんな経験して学んだじゃないの。死は別れじゃない。人生を卒業するだけだよ。向こうには懐かしい人がいっぱいいておばあちゃんを待ってるよ。紅緑じいちゃんもシナばあちゃんも。甲南女学校の同級生も。それに遠藤(周作)さんや川上宗薫さん、中山あい子さん。浦河の漁師さんもいる。仲のいい人はみんな向こうにいる」≫(本書内「書斎が病室になった」より)
また、愛子先生の直木賞受賞作『戦いすんで日が暮れて』の最後のシーンで綴った歩道橋の上から母娘で「バカヤロー」と叫んだあの瞬間について響子さんは綴ります。
≪母は知っていただろうか。あの瞬間、私ははちきれんばかりに幸せだった。母がいて、五十円のアイスがあって、茜色の空が広がっていた。夜がそこまで来ていても寂しくも怖くもなかった。大切なものは揃っていた。/だから今の私はあの瞬間を、歩道橋で叫んだあのときを思い返すと、何かを失った気がして泣きそうになるのである。≫(本書内「グルグル歩道橋」より)
杉山響子さんは本書の執筆のきっかけをインタビューでこう語りました。
「母が、だんだん自分の知っている母ではなくなっていくんです。打てば響く、あの話の面白い佐藤愛子が、という思いがありました。私たち2人の記憶はたくさんあって、もし母が死んだらそれは私だけの記憶になってしまうし、私がボケたら、この世から消えてしまう。そうなる前に書き残しておきたいと思ったんです」(「女性セブン」2026年1月29日号より)
響子さんが「生々しい現実を書くと母の長年の読者をがっかりさせるかもしれないけど、でもやっぱり、年をとって衰えることも含めての佐藤愛子の人生なんだから、そういう部分も書かなければと思いました」とも語るように、覚悟をもって綴った『憤怒の人』には、読者の方々から共感や励ましの声が続々と届いているほか、著名人の方々からも大絶賛の声をいただいています。ぜひご覧ください。
■大絶賛の声、続々
◎阿川佐和子さん(作家)どうして文士とは、総じてワガママで変人なのか。そして、文士の子どもがこれほど酷い目に遭っているというのに、どうしてみんな笑うのか! まことに不可解!
◎真矢ミキさん(俳優)
泣いて笑っての大忙しで読みきりました。昭和の音がみるみる広がり、私の大切な記憶までこの本の中で居場所を見つけたようで嬉しかったです。佐藤愛子さんは人間遺産です。
◎冨士眞奈美さん(俳優)
愛子先生のお嬢様、さすがの名文、喜怒哀楽が胸を打ち、とても楽しく拝読しました。でも、愛子先生が大好きで、その英知と忍耐強さを大尊敬申し上げている私には寂しいところも大きかったです。憧れの愛子先生を忘れません!
◎内田剛さん(ブックジャーナリスト)
作家の娘が背負った葛藤と覚悟が胸に迫る。温かな眼差しとむき出しの愛に涙が溢れて止まらない!
■読者の方々からの感想も続々
・素晴らしい、忘れられない本です。ありがとうございます。(70代女性)・佐藤愛子さんは思っていた以上に憤怒の人だった。ご家族の大変さ、それに増す愛情、愛子さんは愛されていますね。響子さんの一部は確かにお母さんとの生活でできたのだろうと思った。(60代女性)
・著者と同学年です。母が亡くなり丸33年経ちました。生きていてくれたなら、どんな人生を一緒に過ごせたのかなと思いながら楽しく読みました。最終章は本当に心に沁みました。母とできなかった数々のことを今、娘と紡いでいきたいと思っています。(60代女性)
・愛子さんが好きで本は読んでおります。愛子さんがこわれていくようでショックを受けておりますが、自分と重なることがあります。自分の将来を見ているようで考えさせられます。(70代女性)
・とても読みやすく、通勤電車の中や昼休みに楽しみながら2日で読み終えました。認知症に関する話では、亡くなった祖父の、認知症を患った時の母の世話、苦労を思い出しました。(40代男性)
・一気に読みました。二度ほどお姿をお見かけしたことがあって着物姿が素敵でした。お元気だった姿を思い出します。(80代女性)
・今、進行中の自分を冷静に見ることができ感動が大きかったです。母と娘はとても似ています。心が通じるものがあり、ただ涙するばかりでした。ありがとうございました。(70代女性)
・愛子先生の、今なら「毒親」「親ガチャ」と判定されかねない所業の数々(笑)に響子さんがようガンバラはったなァと感じ入りました。他人に、しかも興味本位のマスコミに書かれるより響子さんの筆致で赤裸々に描かれて、いさぎよさも感じました。佐藤家の血が書かせた1冊だと思いました。(70代女性)
■著者紹介
杉山響子(すぎやま・きょうこ)1960年東京生まれ。『戦いすんで日が暮れて』『血脈』『九十歳。何がめでたい』などで知られる直木賞作家・佐藤愛子を母に、「嬰ヘ短調」で文藝賞を受賞した作家・田畑麦彦を父にもち、幼少期に両親の離婚を経験。89年に結婚し91年に桃子を出産。愛子センセイとは長年ひとつ屋根の下で暮らす。著書に『物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと』がある。映画『九十歳。何がめでたい』では、響子さん役を真矢ミキさんが演じた。
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撮影/藤岡雅樹
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