なぜ伊邪那岐は旅をしたのか?『古事記』『日本書紀』の謎に、歴史的背景の検証と哲学から迫る神話研究の最前線
配信日時: 2026-01-30 10:00:00

『日本神話の謎を読み解く』2月1日(日)発売!【新刊情報/梓書院】
株式会社梓書院(本社:福岡市博多区)は、哲学・文化比較論を専門とする、神奈川大学名誉教授の伊坂青司氏の著書『日本神話(やまとしんわ)の謎を読み解く』を、2026年2月1日(日)に出版いたしました。
本書は、『古事記』『日本書紀』に描かれた日本神話を、史実として無批判に受け取るのでも、単なるフィクションとして切り捨てるのでもなく、テキストそのものを丁寧に読み解き、歴史的背景と照らし合わせて検証することを目的とした一冊です。考古学・歴史学・哲学研究の知見を総合的に用いながら、「記・紀神話」に残された数々の「なぜ」に迫ります。
*本書内では『古事記』『日本書紀』両書を合わせて「記・紀」と略記するため、表記上の方針として「記・紀神話」という呼称を用いています。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2512/127180/150_223_202601272149326978b45ce501f.jpg
■戦前・戦後を経て、いま改めて「日本神話」を読み直す
『古事記』『日本書紀』などの「記・紀神話」は、戦前には神話が史実であるかのように教育・喧伝され、国民精神総動員のために利用されてきた歴史を持ちます。一方、戦後はその反動として、神話の史実性を全面的に否定し、フィクションとして扱う傾向が長く続きました。
しかし近年では、こうした極端な二項対立を離れ、神話を歴史資料の一つとして慎重に検証する研究が積み重ねられています。本書は、そのような現代の研究動向を踏まえ、先入観に基づく恣意的な解釈を排し、まずは「記・紀」のテキストそのものに即して神話を解読していきます。
■「なぜ」「どのように」を問い、神話の背景に迫る
本書のもう一つの大きな特徴は、神話的フィクションとも思える物語に対し、「なぜそのように語られたのか」「どのような意図があったのか」という問いを重ねることで、物語の背後にある歴史的・政治的背景を読み解こうとする点にあります。
「記・紀神話」は、古い伝承をもとにしつつも、編纂当時の社会状況や権力構造、思想的関心によって少なからず潤色されています。そのため、神話を理解するには、「記・紀」が編纂された時代背景を知ることが不可欠です。本書では、編纂事情を踏まえながら、物語の意味を多角的に検証しています。
■高天原・出雲・日向・神武東遷——記・紀神話の核心に迫る
本書は、記・紀神話の流れに沿って全五章で構成されています。第一章では『古事記』と『日本書紀』がどのような意図で編まれたのかを扱い、第二章から第四章にかけては、高天原神話、出雲神話、日向神話と、日本神話を代表する物語を順に取り上げます。
神代の物語に続く神武天皇の東遷や、初期ヤマト王権が形づくられていく過程にも注目。これらの物語にも神話的な要素が色濃く残されていることから、第五章「神武東遷と初期ヤマト王権の謎」を設け、物語の背景にある時代の姿を読み解いています。
各章において「なぜそのような物語が語られたのか」という素朴な疑問を置き、神話物語の謎解きに挑戦。それぞれの神話物語を歴史的背景から解読していきます。
また、本書では『古事記』をメインテキストとして中心に読み進めつつ、『日本書紀』をサブテキストとしてあわせて参照し、同じ神話がどのように語り分けられているのかにも目を向けています。神話の違いや共通点を知ることで、日本神話の奥行きがより立体的に感じられるかもしれません。
■「神話は民族の普遍的な財産である――(ヘーゲル)」
神話を「信じる」か「否定する」かではなく、「理解する」ために。
本書は、日本神話を現代に生きる私たちの知的財産として捉え直すための、新たな視座を提示する一冊です。
*-*-*
【著者】伊坂青司(いさか・せいし)
1948年、三重県生まれ。
東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学・東北大学)。
専門は哲学・文化比較論。
神奈川大学外国語学部教授を経て、2019年に退職。現在、神奈川大学名誉教授。
主著に『ヘーゲルとドイツ・ロマン主義』(お茶の水書房、2000年)、主訳書に『世界史の哲学講義 ベルリン 1822/23年 ヘーゲル』(講談社学術文庫、2018年)、その他、論文多数。
□商品概要
・書籍タイトル:『日本神話(やまとしんわ)の謎を読み解く』
・著者:伊坂青司
・形態:四六判、並製(ソフトカバー)、196ページ
・定価:2,200円(本体2,000円+消費税10%)
・発売日:2026年2月1日(日)
・販売先:全国書店、amazon等
・販売元:株式会社梓書院
□本件に関するお問い合わせ先
株式会社梓書院
・所在地:福岡県福岡市博多区千代3-2-1
・TEL:092-643-7075
・URL:https://www.azusashoin.com/
□梓書院とは
昭和47年(1972年)に福岡県で創業、令和4(2022)年に50周年を迎えた出版社です。創業より作り上げてきた書籍点数は1600冊を超えるまでとなり、これからも地元福岡はもとより九州に根ざした書籍作りを通して、より豊かな文化の向上に寄与していきたいと考えています。
・所在地:〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代3-2-1麻生ハウス3F
・代表取締役社長:田村志朗
・事業内容:図書出版(実用・一般書/郷土史・古代史/小説・エッセイ/詩・句・写真集/自分史etc)、マンガ制作(郷土の偉人・歴史マンガシリーズ制作出版/PRマンガ制作/社史マンガ制作etc)、各種企画制作(社史・記念誌制作/広報誌制作/電子ブック制作)等
本件に関するお問合わせ先
株式会社梓書院
・所在地:福岡県福岡市博多区千代3-2-1
・TEL:092-643-7075
・URL:https://www.azusashoin.com/
関連リンク
版元ドットコム『日本神話の謎を読み解く』
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784870358447
プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform
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