「ねり美・ふる文コラボ企画 もっと浮世絵で行こ! 幕末明治の暮らし、娯楽、事件…」を練馬区立石神井公園ふるさと文化館にて開催(2026年1月25日~3月8日)

プレスリリース発表元企業:練馬区立美術館

配信日時: 2026-01-21 16:07:46

歌川国芳の戯画など初公開の浮世絵を多数展示!



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「もっと浮世絵で行こ!」展メインビジュアル

練馬区立美術館(ねり美)と練馬区立石神井公園ふるさと文化館(ふる文)はいずれも区立のミュージアムですが、収蔵品や展覧会の性格の違いから、これまで、共同企画を開催することはありませんでした。
そこで、この度、“浮世絵”という、それぞれが共に収蔵する作品群で初のコラボ展示が実現します。
2025年はNHK大河ドラマ「べらぼう」人気で各地の美術館・博物館は浮世絵展で大賑わいでした。2026年1月、年を越してもまだまだ浮世絵で行きましょ!

ふる文の浮世絵 

ふるさと文化館では上石神井村の名主で、代々この地域の名士であった栗原家に伝わった幕末の浮世絵130点余を収蔵しています。役者絵をはじめ、美人画、風景画、戯画など多岐にわたっています。これに加え、練馬の歴史に関連する浮世絵資料も併せて収蔵しています。

ねり美の浮世絵 

一方、練馬区立美術館は2015年に「没後100年 小林清親展-文明開化の光と影を見つめて」を開催。最後の浮世絵師と呼ばれる小林清親の大回顧展となりました。また、その時に紹介できなかった作品を中心に2021年「収蔵作品による 小林清親【増補】サプリメント」を開催しました。この二つの展覧会をきっかけに明治期の浮世絵作品が美術館に集まってきました。

展覧会の見どころ 

ふるさと文化館の浮世絵を概観すると、江戸時代に人々はどのように暮らし、どんな娯楽や出来事に一喜一憂していたかがわかります。最大のエンタメであった歌舞伎芝居、その役者たちは憧れのスターで、役者絵はいまで言う“推し”のグッズと言えますし、災害・事件の伝達や政権批判のメディアとしても浮世絵はその役割を果たしました。江戸の人たちの営みは決して遥か遠いものではなく、私たちと親しく地続きであることがわかります。
一方、練馬区立美術館の浮世絵はもっと私たちの暮らしに近い、近代化した東京の様子を見せてくれます。小林清親は古来よりの浮世絵の技法を用いながら、これまでとはまるで違う、光と影、季節や天候、空気感を表現した水彩画のような東京名所図を発表しました。鉄道や電線が走り、洋館が点在する新しい時代の幕開けをみずみずしい斬新な手法で描きました。
本展では、両館合わせて約70点の浮世絵で幕末明治の江戸・東京へと誘います。

展示の構成

展示の構成は、浮世絵に見る江戸・東京の暮らし、娯楽、事件として下記のほか、「怪異におののく-妖怪絵、幽霊画」、「流行を楽しむ、世相を嘆く-風刺画」等、魅力的なテーマで浮世絵の世界をめぐります。
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渓斎英泉《江戸町一丁目 和泉屋内泉寿 しかの かのこ》文政前期(1820)頃 大判錦絵 練馬区立石神井公園ふるさと文化館蔵
~憧れのあの人を愛でる-美人画~吉原は一つの街を形成しており、江戸町一丁目はその中の町名で、和泉屋に所属する花魁(おいらん)、泉寿とそのお世話係の禿(かむろ)、しかのとかのこが桜の花の下、道中を繰り広げます。
黒白格子のシックな前帯があまりにも大きく、もう一人の禿は髪飾りのみで姿が見えなくなっています。版元蔦屋重三郎の商標が記されていますが、これはNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公が没した後、蔦屋を引き継いだ番頭、つまり二代目の重三郎の出版になります。



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歌川国貞《見立福清 松本幸四郎  見立かしく 岩井半四郎 見立六三 瀬川菊之丞》天保9年(1838) 大判錦絵 練馬区立石神井公園ふるさと文化館蔵
~推し活をする-役者絵~三人の役者が描かれたこの図は“死(しに)絵(え)”。
役者や絵師など市中の人気者が亡くなった時にその在りし姿を偲び、追善の目的で出版されたもの。これは5代目幸四郎が亡くなった際に発行されたもので、先に没した6代目半四郎、5代目菊五郎が迎え、縁のあった「六三かしく留書」の演目を雲の上、あの世で演じる様子が描かれます。



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歌川国芳《東都月の名所 品川の半月》天保末年(1840)頃 大判錦絵 練馬区立石神井公園ふるさと文化館蔵
~観光スポット、風景に遊ぶ-名所絵~月をテーマにその名所と様々な職種、階級の女性とをカップリングした2度おいしい名所絵系美人画のシリーズ。
十五夜や十三夜と並ぶ月見のイベント、二十六夜のビューポイントとして品川、高輪では当夜は屋台が連なり、夜遅くまで賑わいだといいます。手ぬぐいで頬被りし、杖を突いてやってきた女性は背に幾つもの品物を担いでいます。品川の先、大森は麦藁細工で知られており、これから江戸へと行商に向う、働く女性なのでしょう。



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歌川国芳《人をばかにした人だ》弘化4年(1847)頃 大判錦絵 練馬区立石神井公園ふるさと文化館蔵
~センスが冴える、ナンセンスを笑う-戯画~おじさんの顔も着物も、何人もの人を寄せ合ってできています。国芳のこの「寄せ絵」は4種が確認されていますが、そのうちのなんと3種をふるさと文化館は収蔵しています。
鑑賞用、情報ツール、グッズでもなく、他愛もない、アイデア勝負の戯画は国芳の真骨頂。江戸の人々にそうした新しい娯楽を提供しました。国芳の弟子たちもそうした師匠に倣って「寄せ絵」を描いています。この展覧会では歌川芳藤《小猫を集め大猫にする》も展示します。



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小林清親《高輪牛町朧月景》明治12年(1879) 大判錦絵 練馬区立美術館蔵
~近代都市東京を描く~高輪ゲートウェイ駅開発の折りに、海上に線路を引くための高輪築堤が発掘されたニュースは記憶に新しいところです。
この図は明治5(1872)年に開通した鉄道がその堤の上を走る様子を描いたもの。手前にも遠景にも海面が広がり、夕暮れに煌めく光、煙突からの赤い火の粉が幻想的です。



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小林清親《アラビアンナイト 宮殿》大正元~4年(1912~15) 水彩、紙 練馬区立美術館蔵
~新しい技法で描く~最後の浮世絵師と称される小林清親が最晩年に描いた水彩画。
英国の挿絵画家、ルネ・ブルが描き、1912年に英国で発行された『アラビアンナイト』を写したものです。発刊早々に入手して丹念に模写したもので、最晩年まで衰えない、清親のあくなき好奇心が伺えます。



展覧会情報 

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イベント

 講演会、ワークショップ、ギャラリートークを展覧会関連イベントとして実施します。
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※展覧会および関連イベントの最新情報、ご来館にあたっての注意事項等につきましては、
 練馬区立美術館のホームページをご確認ください。

お問い合わせ先

展示・イベントに関するお問い合わせ
 練馬区立美術館 電話:03-3577-1821

アクセスに関するお問い合わせ
 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 電話:03-3996-4060

会場案内 

練馬区立石神井公園ふるさと文化館
 〒177-0041 東京都練馬区石神井町5-12-16 電話:03-3996-4060
 HP:https://www.neribun.or.jp/furusato.html
交通案内
 西武池袋線「石神井公園」駅下車徒歩15分
 西武新宿線「上井草」駅下車徒歩25分
 西武バス「JA東京あおば」下車徒歩5分
 (荻14石神井公園駅南口~JA東京あおば~上井草駅~荻窪駅)
 みどりバス「JA東京あおば」下車徒歩5分
 (関町ルート 関町福祉園~武蔵関駅南口~上石神井駅~JA東京あおば~練馬高野台駅~順天堂練馬病院)
 西武バス「三宝寺池」下車徒歩2分
 (荻15 長久保~大泉学園駅南口~三宝寺池~上井草駅~荻窪駅~阿佐ヶ谷駅)
 ※一般利用者用駐車場はありませんので、周辺の有料駐車場をご利用ください。
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