マンダム、第3回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会 最優秀ポスター発表賞を受賞
配信日時: 2025-12-12 15:00:00
https://www.mandom.co.jp/
株式会社マンダム(本社:大阪市 社長執行役員:西村健 以下マンダム)は、2025年12月8日(月)~10日(水)に開催された「第3回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会」において、マンダムと大阪大学大学院薬学研究科 先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座が参画する研究グループにおける研究「皮膚炎症時における、一次繊毛の形成シグナル解析」で最優秀ポスター発表賞を受賞しました。本賞は、化粧品関連分野の研究の一層の発展と活性化を目的とし、大会中で最も優れたポスター発表に対して贈られる賞で、ポスター発表された69の演題の中から選ばれました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6496/1070/6496-1070-9ff6dfdb6e0b8046e1d0719f8f9eadf9-1038x704.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
受賞者の中奥絢音
〇発表テーマタイトル
皮膚炎症時における、一次繊毛の形成シグナル解析
〇受賞者
中奥絢音(株式会社マンダム スキンケア研究所 クレンズケア製品開発グループ)
○研究概要
これまで、マンダムと大阪大学大学院薬学研究科 先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座が参画する研究グループは、世界で初めてヒト初代免疫細胞に「一次繊毛」と呼ばれる細胞小器官が存在することを発見し、2023年にその成果※を発表しました。
今回の発表はさらに研究を進め、ウリ科植物に含まれる成分であるククルビタシンIIaが、細胞のアンテナとも呼ばれる一次繊毛の形成を抑制することを見出しました。この抑制は、リン酸化タンパク質であるERK(Extracellular signal-Regulated Kinase:細胞外シグナル調節キナーゼ)の不活性化によって起こり、ククルビタシンIIaが皮膚のバリア機能の正常化に寄与する可能性が示唆されています。
本発表は、大阪大学大学院薬学研究科 先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座の鳥山真奈美特任准教授、東京大学医科学研究所の石井健教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の森田明理教授らとの共同研究による成果に基づくものです。
本研究結果により新しいアプローチの抗炎症剤、皮膚疾患の治療薬の開発や、スキンケアへの応用が可能になると考えられます。マンダムは今後も新しい価値を創出し、生活者にお役立ちできる研究を進めてまいります。
以上
※ 2023年6月16日リリース:「世界初、ヒト初代免疫細胞に“一次繊毛”を発見 皮膚免疫反応における機能を明らかに ~一次繊毛に注目した皮膚疾患の治療薬やスキンケア剤などへの応用に期待~」
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