台湾泓徳能源、北海道で50MW蓄電所を稼働 初年度20億円を見込み、日本で3.26GW計画も
配信日時: 2025-11-25 18:30:00
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星星電力は、グループ初の海外蓄電所となる「日本・北海道Helios 50MW蓄電所」が商業運転を開始し、日本の卸電力市場に参入したことを発表いたします。
台湾のスマートエネルギー企業・泓徳能源(HD Renewable Energy、台湾証券コード:6873)傘下で、グローバル電力サービスを手掛ける星星電力は25日、グループ初の海外蓄電所となる「日本・北海道Helios 50MW蓄電所」が商業運転を開始し、日本の卸電力市場に参入したことを発表いたします。今後は調整力市場および容量市場への参加を予定しており、2026年末までの初年度電力取引収益は約20億円に達する見通しで、泓徳能源の容量開発および卸電力事業における重要な節目となります。当社は今後3年間で日本において合計3.26GWの蓄電容量開発を計画し、電力取引は星星電力が担うことで、蓄電を軸にしたマーチャント型の事業モデルを構築します。
Helios は稼働開始と同時に日本卸電力取引所(JEPX)での取引を開始し、1日48コマの売買を実施します。Star Trade電力取引プラットフォームを活用し、星星電力のトレーディングチームは、前日市場における価格予測、入札戦略の設計、充放電スケジュールの最適化などを行い、収益最大化を図ります。これらの取引業務は、アルゴリズムモデルとリアルタイム意思決定システムの連動が不可欠であり、AIを活用した取引・蓄電制御・市場最適化における星星電力の高度な統合力を示しております。当社は日本の難易度の高い市場環境において、確かな運用実績を築き始めております。
さらにHeliosは2026年第2四半期に電力需給調整力取引所(EPRX)への参入を計画しており、日本の電力系統安定化と予備力確保に寄与しながら、案件収益の一段の向上を見込みます。EPRXは5種類の基礎商品および複合型商品で構成され、応答速度、持続時間、可用性など厳格な要件が課される複雑性の高い市場です。星星電力はStar Tradeを中心に高度な取引戦略の構築を継続する方針の上、中長期的には2028年の容量市場参入を視野に入れ、安定収益の確保と蓄電事業モデルの確立を目指し、案件の収益性とキャッシュフローの安定化を強固にすることを目指します。
Helios蓄電所は泓徳能源が90%を出資し、資産管理は泓徳日本、マーケットオペレーションと取引戦略は星星電力が担当します。資産と電力サービスを跨ぐクロスボーダー統合体制を具現化するモデルケースとなっています。泓徳能源は日本において、2026年の着工量が191MWに達し、2028年までに累計1GW超の蓄電容量が運転開始予定です。今後は星星電力が全面的に市場運用を担い、日本における蓄電事業の展開を一層加速させるとともに、再生可能エネルギー導入と電力系統安定化への貢献を深め、日本の電力取引市場におけるプレゼンスとリソース調達能力の強化を図ります。
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