中国で第4回「日中環境国際シンポジウム」を開催

プレスリリース発表元企業:イオン株式会社

配信日時: 2015-09-02 11:06:18

美しい地球を次代へ 日中の有識者が北京市に集結

公益財団法人イオン環境財団(理事長 岡田卓也 イオン株式会社名誉会長相談役、以下 当財団)は9月8日(火)、中華人民共和国(以下、中国)北京市において第4回「日中環境国際シンポジウム」を開催します。

当財団は、地球環境の保全が世代と国境を超えた課題であることをふまえ、経済成長と環境保全の両立を目指す中国と日本との国際協力促進を目的に、1993年から3度にわたり「日中環境国際シンポジウム」を開催してきました。

第1回シンポジウムでは、民間レベルでの環境協力が議論され、第2回(1995年開催)では大気汚染、第3回(1997年開催)ではエネルギー対策と環境保護など、経済社会の持続的発展に向けて、さまざまな討議が重ねられてきました。また、第2回、第3回の議論をきっかけに、当財団は1998年より「万里の長城・森の再生プロジェクト」を開始し、2010年には同地における植樹本数が100万本を超えました。

当財団設立25周年を迎えた本年、地球温暖化による環境への影響や経済発展に伴う 都市部での公害など、世界が直面する環境問題の解決策を模索するとともに日中のさら なる国際協力を促進するべく、第4回「日中環境国際シンポジウム」を北京市で開催 します。

本シンポジウムでは、「国際社会における環境改善と社会の持続的発展」をテーマに、グローバルに活躍する両国の専門家・有識者が一堂に会し、討議を行います。また、本シンポジウムの総括として、世界に向けて「イオン北京環境提議」を発表します。

当財団は、次代を担う子どもたちに美しい地球を届け、人と自然が共生する「夢のある未来」を実現していくために、これからもさまざまな取り組みを行ってまいります。

【概要】
・日時:2015年9月8日(火)9:00~16:00

・場所:北京市内 北京国際飯店 コンベンションセンター

・主催:北京市環境保護局、公益財団法人イオン環境財団

・後援:中華人民共和国環境保護部、北京市人民政府、日本国環境省

・テーマ:国際社会における環境改善と社会の持続的発展

・参加者:500名

・講演者について(予定)
<中国側>
 潘  涛   北京市環境保護研究院 常務副委員長
 凌 越   北京市環境保護宣伝センター(PR) 主任
 芦  建茹  北京市環境保護局法制処 処長
 蒋  南青  国連環境計画(UNEP)駐中国事務所 環境責任者
 張  海濱 北京大学国際関係学院 教授  
 孫  继栄 北京大学社会責任研究所 首席顧問
 馬  慧新  北京市公共交通機関技術部 部長
 常  杪   清華大学環境学院 副研究員、環境管理と政策研究所所長

<日本側>
 岩槻 邦男 東京大学名誉教授
 大西 隆  豊橋技術科学大学学長・日本学術会議会長
 住 明正 独立行政法人国立環境研究所理事長・元東京大学教授
 武内 和彦 国際連合大学副学長・東京大学教授
 土屋 了介 地方独立行政法人神奈川県立病院機構理事長、元国立がんセンター中央病院院長
 新美 育文 明治大学法学部教授
 樋口 清司 国際宇宙航行連盟(IAF)会長・宇宙航空研究開発機構技術参与
 南川 秀樹 日本環境衛生センター理事長・環境省元事務次官(当財団理事)

【ご参考~これまでの「日中環境国際シンポジウム」について~】
◆第1回(1993年) テーマ「環境問題と人間社会」
高度経済成長と環境保全の両立を目指す中国と日本は、「地球の未来を守るために」という共通視点のもと 国際協力を促進するべく、本シンポジウムを開催しました。全体会議および分科会において活発な討論が行われ、民間レベルにおける環境協力についての大枠 指針がまとめられるとともにシンポジウムの継続的な開催が合意されました。

◆第2回(1995年) テーマ「環境問題と人間社会」
撫順市での事前実地調査を討論資料とし、特に大気汚染対策に絞って両国の環境協力推進を合意しました。また、都市の経済発展に伴う環境問題や、環境保全の技術、環境法などについて討議が交わされました。本シンポジウム内で、環境保全の必要性と重要性を世界に向けて発信するため、「万里の長城・森の再生プロジェクト」が提案されました。

◆第3回(1997年) テーマ「環境問題と人間社会」
経済社会の持続的発展に向けて、エネルギー対策と 環境保全、水資源及び水環境の確保、経済、社会及び環境が調和する発展戦略について議論されました。また、本シンポジウムを契機に「万里の長城・森の再生プロジェクト」の準備が始まりました。

以上

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