2,400人のAI姿勢分析から見える現代日本の姿勢実態調査レポート
配信日時: 2025-02-21 13:05:04
~猫背・ストレートネックの背景に"ずっこけ座り"の可能性、スマホ・PC利用との関連も~
株式会社Sapeet(本社:東京都港区、代表取締役社長:築山 英治、以下Sapeet)は、累計150万回以上のAI姿勢分析実績を持つ「カルティ シセイカルテ」(以下シセイカルテ)による2,400名の姿勢データ分析結果をまとめました。本調査では、10代未満から90代までの幅広い年齢層における姿勢の特徴を、性別・年齢別に分析するとともに、理学療法士による現代日本人の姿勢特徴と将来予測に関する考察を加えています。
【調査概要】
- 調査対象:10代未満~90代の男女、2023年7月25日~2024年10月10日の分析結果から無作為に抽出
- 有効姿勢分析数:n=2,400(男性838名、女性1,562名)
- 調査方法:シセイカルテによるAI姿勢分析データを活用し、立位正面、立位左側面の姿勢分析結果を抽出(下図グラフ数値※)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-4ddf7b9ca863912ae3ea53038d1bca85-2160x1533.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-e28af5c3dce85b7e586f8dd2202680af-720x511.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※個人を識別、特定できない形で結果を取得し、分析しています
主な調査結果
今回の調査では、性別や年齢によって姿勢に顕著な違いが見られました。以下に主な調査結果をご紹介します。
【O脚とX脚の割合】
脚の形状分析では、明確な男女差が確認されました。O脚傾向は男性で53.3%、女性で38.5%となった一方、X脚傾向は女性が15.2%、男性が8.7%という結果でした。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-077820c8c1055e397d70fe1d164b0b51-2021x1054.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【頭の前後傾き(ストレートネック)の傾向】
頭が前に傾く「ストレートネック」(いわゆる"スマホ首")の傾向について調査したところ、若年層で顕著な傾向が確認されました。特に20代では55.5%が前傾姿勢を示し、最も高い割合となりました。30代でも44.5%と半数近くが前傾傾向にあり、若年層全体で高い割合を示す結果となりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-02e554264b10a8b22248e3d450217c06-3900x1594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【猫背の度合い】
全年代を通じて猫背傾向が高い割合で確認されました。特に20代では70.8%と際立って高い値を示し、これは30代の62.9%や40代の65.9%と比較しても顕著です。中年層の50代では59.8%とやや減少するものの、60代で69.9%、70代以上では84.0%と加齢とともに上昇する傾向が見られました。最も低い割合を示した10代以下でも55.3%と、半数以上が猫背傾向にあることが明らかになりました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-33282fad37f2a75a7ca4c7b1bc40be6a-3020x1966.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現代のライフスタイルと姿勢の関係に関する示唆
調査結果から、現代のライフスタイルが姿勢に大きな影響を与えていることが示唆されます。この姿勢の悪化の主要な要因として、「仙骨座り」(別名「ずっこけ座り」)が指摘されています。これは、椅子に座る際に背中が丸まり、仙骨部分を支点にして体重をかける姿勢を指します。スマートフォンやパソコンの長時間使用により無意識のうちに取られやすいこの姿勢は、頭の前傾(ストレートネック)や猫背の原因の一つとなっています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26498/53/26498-53-4726ea95b4739c8d50df6ea02ee4cf49-1600x1600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
仙骨座りイメージ
仙骨座りは、骨盤を後傾させることで背中に過度の負担をかけるだけでなく、O脚やX脚の形成にも影響を与える可能性があります。このような姿勢の悪化は、身体のバランスを崩し、長期的には腰痛や肩こり、さらには呼吸機能の低下など、様々な健康問題を引き起こす懸念があります。
これらの健康リスクを予防するには、日常生活における姿勢への意識と正しい座り方の実践が重要な役割を果たします。特に20代・30代という働き盛りの世代においては、デジタル機器の使用が不可欠な現代のライフスタイルの中で、意識的な姿勢管理が健康的な生活の基盤となると考えられます。
今後もSapeetは、独自のAI技術による身体解析を通じて、人々の健康的な生活をサポートする情報を発信してまいります。
カルティ シセイカルテとは
カルティ(Kartie)は、Karte(カルテ) と tie(つなぐ)を組み合わせた造語で、カルテを通してつながりを創っていきたいという思いで名付けました。「カルティ」では、AI姿勢分析「シセイカルテ」や接客支援カルテ「マルチカルテ」など、様々な場面でお客様と事業者様のつながりを強化する、コミュニケーションDXサービスを提供しています。
シセイカルテは、全身写真をもとに姿勢を分析し、現在の状態だけでなく、未来の姿勢の変化を可視化。さらに、適切な改善運動の提案を通じて、ユーザーが自身の身体状態を直感的に理解し、健康的な姿勢づくりへと一歩を踏み出せる仕組みを提供します。
シセイカルテは、Sapeetの身体解析AI技術を基盤としています。画像や動画、生体情報から骨格や姿勢、体型、顔形状などを推定する独自のアルゴリズムを構築し、AIエンジニアと理学療法士などの専門家が共同で精度の高い身体分析を実現しています。
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株式会社Sapeetについて
Sapeetは、AIで企業独自のベテラン知見を解析し、競争優位性につながるコア業務の価値を増幅・拡張するExpert AI事業を運営する、東京大学発のベンチャー企業です。AI身体分析技術や生成AI技術など、独自の技術をわかりやすく使いやすいシステムとして提供し、幅広い事業者様のAIと人間の協業体制構築をトータルでご支援します。
会社名:株式会社Sapeet
所在地:東京都港区芝五丁目13番18号 いちご三田ビル8階
代表者:代表取締役社長 築山 英治
URL:https://sapeet.com/
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