セカンドパートナーは幻想? 最初はプラトニックだったのに肉体関係ありの婚外恋愛に進んだ割合は?
配信日時: 2024-12-12 17:00:00
15,000人の既婚男女のなかから「本物のセカンドパートナーとお付き合いしている」「お付き合いしたことがある」377名を選び出して実態を探る、『[レゾンデートル]真のセカンドパートナー実態調査2024』の第6報です。今回はセカンドパートナーに関するよくある疑問、「結局、婚外恋愛・不倫になることが多いのでは?」「セカンドパートナー同士でも本当はセックスしたいのでは?」について調査していきます。前回の第5報では「肉体関係を持ってしまった経験がある」との回答割合が予想以上に高くて衝撃でしたが、今回はどうか。セカンドパートナーの実態を深掘りします!
不倫にならない既婚者の新しい男女関係として注目されている「セカンドパートナー(通称:セカパ)」。最近は、TVや雑誌でも盛んに取り上げられるようになってきました。
直近の2024年10月26日にはテレビ朝日とABEMAが共同制作する報道リアリティー番組「ABEMAプライム」でも「既婚者同士の恋愛って?プラトニックならアリ?」が取り上げられ、弊社社長の磯野妙子が生出演しています。
しかし、まだ比較的新しい概念・考え方のため、実際まわりにセカンドパートナーを持つ人がいるかといえば、そうではないケースがほとんどでしょう。そのため、多くの人にとってセカンドパートナーは「実態がよく分からない」「理解できない」存在であるようです。
そこで、『[レゾンデートル]真のセカンドパートナー実態調査』では、約15,000人の既婚男女への予備調査から選び出した、肉体関係のない「本物のセカンドパートナー」が現在いる人/過去にいた人377名を対象に、その実態を調査します。
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今回(第6報)のテーマは、「セカンドパートナーから肉体関係ありの婚外恋愛に進んだ経験はある?」「セカンドパートナーと本当はセックスしたいと思う?」です。
前回の調査「セカンドパートナーとキスした?ハグは?それ以上は?」(レゾンデートル調べ)では、予想以上に多くの人がセカンドパートナーとセックスしてしまった経験があると回答し、プラトニックなセカンドパートナーという存在そのものに疑義が生じました。果たして今回の結果はどうなるか──。ぜひ最後までご覧ください。
本調査は、既婚者向けコミュニティサイトの運営会社、レゾンデートル株式会社(東京都新宿区、https://raisondetre-inc.co.jp/)が行う「既婚者の男女関係に関する調査プロジェクト」の一部です。
セカンドパートナーに関する初の大規模調査として、すでに様々なメディアに引用されています。
過去の報告は以下の通りです。「既婚者の男女関係に関する調査」で検索いただければご覧いただけます。
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セカンドパートナーとは?不倫との違いについて
まずはセカンドパートナーの定義から。セカンドパートナーとは、既婚者の男女が妻や夫(ファーストパートナー)と別に持つ、プラトニックな第二のパートナーのことです。2014年頃に日本で生まれた造語で、その後、既婚者の間で徐々に浸透し、現在は不倫にならない既婚者の新たな男女関係として多くの人に注目され、通称の「セカパ」も浸透しています。
不倫と違って肉体関係を持たない点が重要で、セカンドパートナーの関係性は「友達以上、恋人未満」とされています。身体的な接触をどこまで許すの基準は人それぞれです。「手をつなぐ」「ハグ」までは許すケースが多く、中には「キス」までOKにするカップルもいます。
「プラトニック不倫」という別名も生まれていますが、法的に問題になる「不貞行為」には該当しないため、不倫とは別ものです。
セカンドパートナーについて、おおよそのイメージができたでしょうか。本編に入る前に、既婚者の男女関係の用語を整理しておきましょう。
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セカンドパートナーから体の関係ありの婚外恋愛に進んだ経験ある?
では、いよいよ本題です。本物のセカンドパートナーがいる人/いた人377名に、セカンドパートナーとして付き合ってから不倫・婚外恋愛に進んだケースがあったかを尋ねたところ、グラフの通りとなりました。
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なんと、70%以上が「体の関係ありの婚外恋愛に進んだ経験がある」と回答しています…。この結果から考えると、メディアで盛んにもてはやされる「プラトニックな婚外関係」そのものが幻想に近いといえるかもしれません。
前回報告の「セカンドパートナーとキスした?ハグは?それ以上は?」(レゾンデートル調べ)でも、同様に肉体関係を結んでしまった人が多いとの傾向が出ており、セカンドパートナー幻想説を裏付けます。やはり、男女が親密になると、歯止めをかけるのは難しいのでしょうか…。
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前回同様の言い訳にはなりますが、私たちは全国15,000人もの既婚者の中から「セカンドパートナーが肉体関係なしと理解している」人を選び出し、そのうえで「肉体関係のない本物のセカンドパートナーがいる人/いた人」を選んでアンケートを行っています。「真の」という名前にふさわしいよう、入念な準備を行っていました…。
調査対象者はほぼ「本物のセカンドパートナー」と考えられるため、やはり「プラトニックなセカンドパートナーの関係」から「普通の婚外恋愛」に移行する割合は非常に高いという結果になります。
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「ABEMAプライム」で放送された前述の「既婚者同士の恋愛って?プラトニックならアリ?」(https://www.youtube.com/watch?v=FqT71px6ONk)でも、MCの田村敦さんが「プラトニックで止められるのかな?好きになってその先がないのは地獄かも…」と言っていましたが、正しかったのかもしれません。
ただし、あくまでも「そういう経験がある」ということで、何人かとお付き合いしていれば、もちろんプラトニックで終わったセカンドパートナーも多くいたとは推測できます。
◆男性より女性の方が「歯止め」あり
全体でみると、7割以上が「セカンドパートナーから婚外恋愛に進んだ経験あり」となりましたが、男女別でみると、やはり傾向に違いがあります。男性は76.0%が「経験あり」と回答しているのに対し、女性の回答は64.4%に止まります。やはり、男性よりも女性の方が「歯止めが効きやすい」と言えるでしょう。
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40代・50代女性に限定すると、さらに「歯止め」は強い結果となりました。ミドルエイジ以降の男女のほうが、プラトニックなセカンドパートナーの関係が成立しやすいのかもしれません。なお、男性は年代による大きな違いはありませんでしたから、女性がカギを握っているといえるでしょう。
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なぜ「体の関係ありの婚外恋愛」に進まなかったのか
ここからは、最初の質問で「セカンドパートナーから体の関係ありの婚外恋愛に進んだ経験はない」と回答した29.4%、111名の既婚男女に焦点を絞ってみたいと思います。なぜ「歯止め」をかけたのでしょうか。
まずは「セカンドパートナーと本当はセックスしたいと思っていたか(いるか)」を確認してみましょう。元々したくないと考えていれば、歯止めは必要ありませんが、果たしてどうか。
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男女で大きな違いが生じました。歯止めをかけた男性の43.8%は「本当はセックスしたかった/したい」と回答しています。一方、女性の47.6%が「するつもりはなかった/ない」と回答しています。つまり、多くの男性は我慢をしていて、女性にその気がないことが大きな歯止めになったということではないでしょうか。やはり、プラトニックなセカンドパートナーが成立するかどうかは、女性がカギを握っているといえそうです。
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次に、同じ111名に「セックスしなかった/しない理由」を尋ねた結果が次のグラフです。ここでも興味深い結果が示されました。
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男性は「不倫(不貞行為)」になることをあまり気にしない人が多い一方、女性は約半数が「不倫(不貞行為)」を理由に一線を越えていないことが分かりました。いくつも選べる複数回答の結果ですから、男が「不倫(不貞行為)」を軽視している傾向が見て取れます。
一方、「セックスすると関係が変わってしまうから」「セックス自体が好きでないから」と答えた女性が多いことも注目されるでしょう。男性でも「セックスすると関係が変わってしまうから」と一線を越えるのを我慢している人が多いのは、ほどよい関係を壊したくないと考えているのかもしれません。
男女とも「配偶者への裏切りになるから」との回答が半数を割り、予想よりも低いものでした。
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調査対象者について
先ほど少し述べた通り、今回の調査は、肉体関係のない本物のセカンドパートナー経験者に絞ったものです。そのため、「真の」という名前が付いています(前回、今回とも完全にないとは言えない結果がでていますが…)。
「セカンドパートナー実態調査2024 第1報」(レゾンデートル調べ)で約15,000人の既婚者に「セカンドパートナーが現在いるか?過去にいたか?」を尋ねたところ、セカンドパートナーが現在いる人/過去にいた人の割合は4.5%(657人)でした(調査日:2024年5~6月)。セカンドパートナーは肉体関係がない特別な男女関係ですから、まだ少ないことが分かります。婚外恋愛の経験者が22.5%に上る(レゾンデートル調べ)のに比べると大きな差です。
他社の多くのセカンドパートナー調査は婚外恋愛とセカンドパートナーを区別せずに実施しているので、注意してください。本物のセカンドパートナー経験者を見つけ出してアンケート調査ができる人数を確保するには、少なくとも1万人以上の既婚者を対象とした予備調査が必要になりますが、他社の調査はそこまで行っていません。
弊社の本調査は探し出した657人のなかから、男女・年齢構成が均等になるよう377人を抽出して調査を行ったため、実態をある程度、正確に反映しているでしょう。
下表の通り男女、年齢層ともにほぼ均等なサンプルになっています。
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回答者は「和歌山県」がゼロなほかは全都道府県に分布しており地域的な偏りはありません。子どもの有無は、子ども有が311人(82.5%)、子ども無が66人(17.5%)でした。
真のセカンドパートナー実態調査 第6報|まとめ
♦セカンドパートナーから婚外恋愛に進んだ経験ありの人は多い(7割以上)
♦男性が「本当はセックスしたい」と考えている可能性が高い
♦プラトニックを維持できるかのカギは女性側にある
今回の調査では,以上のことが分かりました。セカンドパートナーのお付き合いについて「本当にプラトニックなの?」「それ以上の関係に進む可能性はないの?」などの疑問の声が多くありますが、実態はこのようなものでした。結論としては、プラトニックを維持するのは難しいとなるでしょう。納得感はありますが、皆様はいかがでしょうか。
次回以降も今回と同じ「本当のセカンドパートナーが現在いる人/過去にいた人」 377名を対象に、「配偶者がセカンドパートナーを持つことを許すか?」「今後もセカンドパートナーを欲しいと思うか?」など、謎の多いセカンドパートナーの実態を解明していきます。
今回の調査の詳しい報告は「既婚者の男女関係に関する調査」に掲載予定です。このリリースでは紹介しきれない詳しいデータなども公開しています。また、過去に行った「婚外恋愛」「セックスレス」の調査報告もアップされていますので、ぜひご覧くださいね。
「レゾンデートル 調査」「既婚者の男女関係に関する調査」などと検索いただけると、すぐに調査報告のページにアクセスできます。
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