GMOインターネットグループの「GMO GPUクラウド」、世界のスーパーコンピュータランキングTOP500で37位にランクイン

プレスリリース発表元企業:GMOインターネットグループ

配信日時: 2024-11-19 18:45:31

国内商用向けクラウドサービスとして第1位、AI開発基盤の実力を証明



 GMOインターネットグループ株式会社(代表取締役グループ代表:熊谷 正寿 以下、GMOインターネットグループ)は、2024年11月22日サービス提供予定のGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」(URL:https://gpucloud.gmo/)が、スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の2024年11月版において、世界第37位、国内第6位にランクインしたことをお知らせいたします。国内商用向けクラウドサービスとしては、第1位の結果となります。(※1)
 この快挙は、「GMO GPUクラウド」とGMOインターネットグループが、「NVIDIA H200 Tensor コアGPU」(以下、H200 GPU)、「NVIDIA Spectrum-X」イーサネット ネットワーキング プラットフォーム、「NVIDIA BlueField-3 DPU」を採用することで、高性能な計算資源と効率的なAI開発基盤整備を提供する日本初のクラウドコンピューティングサービスプロバイダであることを裏付けています。
 GMOインターネットグループは、生成AI分野やハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)分野のニーズに応える高水準のクラウドサービスを通じて、日本のAI産業の発展に貢献してまいります。
(※1)当社調べ、2024年11月19日時点提供中の国内商用向けクラウドサービスとして

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-f6e5804ed73545efa6cb5f66c23b28fd-1920x1005.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【「GMO GPUクラウド」測定結果】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-5dcca477593bda82e6e65ceb6598b49f-1000x707.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 今回、世界のスーパーコンピュータランキングでの測定において、「GMO GPUクラウド」は、最新の「H200 GPU」を活用した96ノード(768GPU)構成(※2)で、LINPACK性能(※3)は38.06PFLOPS(ペタフロップス)、実行効率は73.0%を記録しました。これらが評価され、世界第37位、国内第6位にランクインいたしました。
 なお、2024年11月時点の「TOP500」リストのランキング世界第1位は「El Capitan(エル・キャピタン、米国)」であり、測定結果は1,742.00 PFLOPSとなっています。
 GMOインターネットグループは、「H100 GPU」の約1.7倍のメモリ、約1.4倍のメモリ帯域幅を持つ「H200 GPU」を採用し、さらにマルチノード使用時にも高い性能を発揮するクラスタ構成により「H200 GPU」の性能を最大限に引き出しました。このクラスタにより、本サービスは国内最速レベルの商用GPUクラウドとなります。
 また、「GMO GPUクラウド」は、国内クラウド事業者で初めて、AI向けイーサネット ネットワーキング専用に設計されたNVIDIA Spectrum-Xを採用しました。このクラウド環境は、生成AIや機械学習、大規模言語モデル(LLM)の開発に最適化されています。システムのスケーラビリティ(拡張性)と高速なGPU間通信を可能にするNVIDIA Spectrum-X イーサネット ネットワーキング プラットフォームにより、「GMO GPUクラウド」は最大効率での演算プロセスを実現しています。
・TOP500ランキング: https://www.top500.org/lists/top500/list/2024/11/
(※2)96ノード構成とは、96台のサーバー(768基のGPU)が相互に接続され、並列処理を行うシステム構成を指します。
(※3)LINPACK性能とは、スーパーコンピュータや高性能計算システムの処理能力を測る指標の一つです。

<代表取締役グループ代表 熊谷 正寿のコメント>
 「GMO GPUクラウド」がTOP500ランクイン、そして国内商用向けクラウドサービスとして第1位という、世界トップレベルの計算性能を達成できたことを光栄に思います。GMOインターネットグループは、高性能な「H200 GPU」と、国内クラウド事業者初の「NVIDIA Spectrum-X」導入により、国内最速レベルの計算環境を実現しました。この基盤は、大規模言語モデルの開発から推論まで、次世代のAIワークロードに対応する計算環境として設計されています。
 今回のランクインは、日本のAI産業の競争力向上に大きく貢献すると確信しており、世界レベルの計算環境を日本国内で提供できることを誇りに思います。「GMO GPUクラウド」を通じて、高性能な計算環境を研究機関や企業に提供し、日本のAI産業の発展に貢献してまいります。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-f633e79dcb8527838210ca75029cd129-350x483.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【「TOP500」ランキングについて】(URL:https://www.top500.org/
 「TOP500」は、1993年から年2回発表されている世界のスーパーコンピュータの性能ランキングです。HPCの分野で最も権威あるランキングの一つとして知られており、科学技術計算の分野で広く使用されるLINPACK性能ベンチマークの結果に基づいて順位が決定されます。

【「GMO GPUクラウド」について】(URL:https://gpucloud.gmo/
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-a146bb28e2c9e84255214403685eccc8-3900x323.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 「GMO GPUクラウド」は、国内最速レベルのGPUクラウドサービスです。高性能な「H200 GPU」を採用し、従来のGPUと比較して、大規模言語モデルの学習時間を大幅に短縮、AI開発の効率を飛躍的に向上させています。
 さらに、「NVIDIA Spectrum-X」を国内クラウド事業者として初めて採用。「H200 GPU」と「NVIDIA Spectrum-X」の組み合わせにより、生成AI開発や機械学習に最適化された高水準のGPUクラウド環境を実現しました。
 GMOインターネットグループは、本サービスを通じて、生成AIやHPC分野に取り組む企業や研究機関に対し、インフラのチューニングが不要な高水準な計算環境を提供 し、お客様の開発期間の短縮とコスト低減に貢献、国内AI産業の発展を促進します。
・提供開始時期: 2024年11月22日(金)リリース予定

■「GMO GPUクラウド」の特長
1. 「NVIDIA H200 Tensor コア GPU」搭載
 H200 GPUは、大規模言語モデルの開発・研究者向けにGPUメモリ容量とメモリバス帯域幅を大幅に拡大・最適化しています。NVIDIA H100 Tensor コア GPU の約1.7倍の容量で、メモリ帯域幅は約1.4 倍です。


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-b526187ade3d1b77bfc1259c29cf85e7-600x337.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲NVIDIA H200 Tensor コア GPU

2. 国内クラウド事業者初となる「NVIDIA Spectrum-X」の採用
 AIワークロード専用に設計された世界初のイーサネットネットワークであるNVIDIA Spectrum-Xを国内で初めて採用。Spectrum-Xはネットワークのパフォーマンスを強化し、AIワークロードの高速処理、分析、実行を可能にします。


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136/4647/136-4647-e72fbaead9f44910236b9766a66bbc63-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲NVIDIA Spectrum-X

3. NVIDIA BlueField-3 DPUによるクラウド・ネットワーク・アクセラレーション
 NVIDIA BlueField-3データ処理ユニットは、データへのGPUアクセスを加速、AIアプリケーションの配信を合理化し、クラウドインフラのセキュリティ体制を強化します。

4. DDNの超高速ストレージを採用
 NVIDIAプラットフォームとの組み合わせで最適なパフォーマンスを発揮するDDNの高速ストレージを採用。強力な性能を持つAI開発プラットフォームをワンストップで提供します。

5. NVIDIA AI Enterpriseによる迅速な環境構築・管理
 NVIDIA AI Enterpriseは、データサイエンスパイプラインを加速し、プロダクショングレードのコパイロットやその他の生成AIアプリケーションの開発と展開を合理化する、エンドツーエンドのクラウドネイティブなソフトウェアプラットフォームです。

6. 業界標準のジョブスケジューラーSlurmを採用
 クラスタシステムのための業界標準であるジョブスケジューラーです。リソースの割り当て・ジョブの制御・モニタリング機能を提供します。

【GMOインターネットグループ株式会社について】
 GMOインターネットグループ株式会社は、1995年12月にインターネット事業を創業して以来、“すべての人にインターネット”をコーポレートキャッチに、インターネットの場の提供に経営資源を集中し、インターネットをより豊かに便利にするべく事業を展開してまいりました。
 現在では、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開しています。ご利用いただいているお客様の数は2024年9月末時点で1,518万顧客、上場企業10社を中心とした全111社、グループパートナー数約7,500名の総合インターネットグループに成長しています。また、「AIで未来を創るナンバー1企業グループへ」を掲げ、グループ全パートナーを挙げて生成AIを活用することで、1. 時間とコストの節約、2. 既存サービスの質向上、3. AI産業への新サービス提供を進めています。

以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
● GMOインターネットグループ株式会社
 ドメイン・ホスティング事業本部
 E-mail:aicloud@gmo.jp


【GMOインターネットグループ株式会社】 (URL:https://www.gmo.jp/
会社名  GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者  代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業  
     ■インターネット広告・メディア事業
     ■インターネット金融事業   
     ■暗号資産事業
資本金  50億円

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