さかさま不動産とJR東海が共創「駅の空きスペース」を活かした地域活性化の実証実験を実施
配信日時: 2024-11-14 10:00:00
「さかさま不動産」を運営する株式会社On-Co(本社:三重県、以下On-Co)は、東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)と連携し、駅を起点としたまちのにぎわい創りを共に考える実証実験を開始します。11月24日には、JR多治見駅(岐阜県)にて「さかさマルシェ」を開催。またJR東海管内の駅にポスターを掲示し、「駅の空きスペース」を活用して挑戦したいことがある人を募ります。
暮らしに欠かせない「駅」を地域の交流拠点に
駅は、地域住民にとって街の玄関口でシンボルです。しかし近年は、人口減少や都市圏への一極集中、コロナ禍等により、ローカル線区を中心に鉄道需要は変化。駅や鉄道が単なる交通のハブではなく、地域の交流拠点として、駅の空きスペースにおける新たな発想での有効活用が求められています。
JR東海と連携の上、地域の賑わい創出へ
駅は多くの人が行き交う場所です。さかさま不動産としては、その駅が挑戦のフィールドとなれば、交流人口拡大や地域活性化に繋がると考えています。
一方で、JR東海は、駅を起点に地域活性化に取り組むため、ニーズに応じた駅の空きスペースの活用として、滋賀県・近江⻑岡駅「駅待合室」にて、賑わい創出を目指す地域住民がカフェを開業する等、事例を重ねてきました。
今回、両社の想いが重なり、駅の空きスペースと挑戦者との出会いを広げ、駅を起点とした地域活性化の実現に向けて連携に至りました。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMzNDY5NTAjNzQ1NThfbnNKcVhsbEdLSS5wbmc.png ]
実証実験①:JR東海管内の駅へのポスター掲示(11月以降順次)
地域住民や事業者に向けて、駅を起点とした地域のにぎわい創りへの関心度を検証することを目的として、JR東海管内の駅に「駅の空きスペース」を活用して挑戦したいことがある人を募るポスターを掲示します。
実証実験②:さかさマルシェ@多治見の開催(11月24日)
JR多治見駅(岐阜県)にて、「さかさマルシェ」というかたちで、駅とまちのにぎわいを繋げ、新たな地域交流や出会いを生み出す実証実験を行います。
地域連携が肝として「さかさま不動産多治見支局」を運営する「たじみDMO」(本社:岐阜県多治見市)と、On-Co(さかさま不動産)・JR東海の3社にて「多治見さかさマルシェ実行委員会」を結成。
地域ニーズに適した「人」や「活用方法」を検討の上、地域住民や事業者との共創を探ります。
○イベント概要
日程:11月24日(日)11時~16時|場所:多治見駅南駅前広場
主催:多治見さかさマルシェ実行委員会(JR東海・さかさま不動産・たじみDMO)
○出店者
多治見市内で挑戦したい事業があり「さかさま不動産」に想いを掲載して物件を探している方や、過去に「さかさま不動産」でマッチングが成立し、多治見市内の空き家で出店を実現させた方等が出店予定です。出店者は、「さかさま不動産」多治見支局(たじみDMO)を中心に検討・選定します。
「タイ料理カオニャオ」|「オーストラリアをバイクで旅しながら学んできた、ミートパイを通して人を笑顔と元気にするカフェを開きたい!」|「古書・アンティークに囲まれた、居心地の良いセカンドルームのようなお店をオープンしたい」他
※マルシェの出店者全員が物件を探しているわけではありません。
実証実験③:JR名古屋駅にて検証報告イベント開催(2025年2月予定)
「さかさマルシェ@多治見」やポスター掲示による効果・結果から、駅の空きスペースの効果的な使い方や地域のニーズを探り、今後の展望を考えるイベントを2025年2月に名古屋駅にて行う予定です。
今後の展開
実証実験を通じて、駅が地域コミュニティの核となり、地域が活性化する道筋を模索します。将来的にはJR東海の他の駅に展開の上、駅が「街の未来を創る場」へと変革するモデルとなることを目指します。
参考:挑戦したい人を集めるさかさま不動産
さかさま不動産は、借りたい「人」の想いを可視化して、共感する物件所有者を募る仕組みです。逆さにすることで「家情報は公開したくない」「貸す人や使途は選びたい」などの潜在的空き家所有者や地域のニーズと合致。
地域にとってより良いマッチングを大切にし、挑戦を応援する気風づくりを進めてきたところ、本屋やサウナ、駄菓子屋など地域に根ざした事業が生まれ、交流人口拡大や地域活性化に繋がる事例が全国で起きています。(マッチング33軒)
※HP:https://sakasama-fudosan.com/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMzNDY5NTAjNzQ1NThfYXV6TVVDVXRqeS5wbmc.png ]
たじみDMO(さかさま不動産多治見支局)
2022年春に、多治見まちづくり株式会社と多治見市観光協会、本町オリベストリートの株式会社華柳の3者が統合し、たじみDMOとして生まれ変わりました。多治見の観光対象を「活気あるまち」「活気ある産業」と位置づけ、中心市街地活性化と観光・産業の振興に取り組んでいます。
公式サイト:https://tajimi-dmo.jp|住所:岐阜県多治見市本町3-25ヒラクビル3階|電話:まち室0572-23-2636
多治見さかさマルシェ実行委員会
たじみDMO・JR東海・さかさま不動産(On-Co)の3社で構成。JR多治見駅(岐阜県)の空きスペース活用など、地域ニーズに適した「人」や「活用方法」を検討の上、地域住民や事業者との共創を目指します。実行委員長:たじみDMO 小口英二
株式会社On-Co
代表:水谷岳史|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|拠点:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル|
HP:https://on-co.jp/|ミッションは「未来の前座になる」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。
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